Beauty

何を着るか悩み、服を買いまくる「おしゃれ病」の危ない兆候

文句をつけたい人はほっておきましょう

 もちろん前述したように、女たるものおしゃれでなくてはいけないと言う人はいます。そういう方たちは、おしゃれじゃないと彼らが考える人たちの装いについてとやかく言うかもしれません。残念ながら、誰かに文句をつけたい人はいつの時代でも必ずいます。すべての人からおしゃれと思われる、よいと思われることなどありません。  極端な話、パリコレクションで発表される服でさえ、誰かから「あれはおしゃれじゃない!」と言われるのです。言いたい人には言わせておいて、それを気にしないでいるしかありません。 買い物依存“女たるものおしゃれである”必要などありません。ただくれぐれも、服を買うこと、着ること、維持管理することによって生じる精神的な苦痛には気をつけてください。それは人生を破壊する可能性さえあります。おしゃれのためにやっているつもりなのに楽しくない。そうなったら危険です。おしゃれでなければいけないという強迫観念が日常から安心と楽しさを奪っていきます。  そうならないためにも、おしゃれでなくてもいいんだと知っておいてください。また、買いすぎや、無駄なものをたくさん持たないためにも、おしゃれやファッションに関する最低限の知識を身につけましょう。  残念ながら、自分の身を守れるのは自分だけです。もう買わないでいいと言ってくれる人はなかなかいません。おしゃれであることよりも、自分の楽しさと幸せを大切にしましょう。おしゃれでなくても幸せになれます。それは本当です。 <TEXT/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 小林直子【小林直子】 ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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