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愛する人と結婚したのに幸せじゃない。幸せって何ですか?

 こんにちは、yuzuka(ユズカ)です。私が学んだ世の中の「本音と建前」をベースに、悩めるフォロワーさんのお悩み相談にお答えするこの連載。第26回は、恋愛相談とは少しで離れて、こんなお悩みです。

Q.結婚して「幸せ」がわからなくなりました

結婚式10相談者:りなさく さん(仮名)25歳 「私は昨年、結婚しました。夫は私を心から愛してくれていて、今の生活になんの不自由もありません。友人からも『幸せな人生が送れて羨ましい』って、耳にタコができるほど言われました。でも、当事者である私は、一度もちゃんと『幸せ』を感じたことがないのです。  理由はいろいろありますが、もしかすると私は、安定を求めていなかったのかもしれません。毎日ドキドキしていた独身時代、ちやほやしてもらえたあの時代に、戻りたいのかもしれません。  愛する人と一緒になることや、今が安定していることを、人は幸せと呼びます。でも、それを盲信しすぎて、私は本当の幸せを、落っことしてきてしまったような気がするのです。  これが、マリッジブルーなのでしょうか、それとも私が贅沢なのでしょうか? yuzukaさんにとって幸せって、なんですか?」

A. 「幸せ」は探して見つかるものじゃない

yuzukaさんの回答 「幸せってなんですか?」って質問、けっこう送られてくるんですよね。そして私はその質問が来るたび、こう返しています。「幸せなんて、探したって見つからないんです」と。  答えを言ってしまえば、幸せはきっと、「見つけるもの」ではなく、「感じるもの」なんです。これって本当に使い古された考え方ですが、私は一番正解に近いって思っているので、何度だって伝えます。  同じだけの「良いこと」があっても、幸せだと思える人と、そうでない人って、どうしても存在します。それは幸せに対する感度の違いと、幸せだと思えるポイントの違いで差が出ると思っています。  これは、例えば「雪」で想像すると分かりやすいです。 雪と子供 子どもの頃、初めて見た雪の白さを覚えていますか? 窓の外をちらつく雪を見たとき、きっと胸が踊り、ワクワクして、心から感動したのではないでしょうか? でも、今はどうでしょう? 同じ雪を見て、同じだけ無垢に感動できるかと聞かれれば、きっと難しいですよね?  そこには「慣れ」によって新鮮さが減ってしまっただとか、雪によって起こる不都合な事実を知ってしまったからとか……。さまざまな理由がからまっていますが、とにもかくにも同じ「雪」という対象を見て、「幸せだ!」って感知する感度が、私たち大人って、子どもよりも低下してしまっているんですよね。

人によって幸せを感じるものは全然違う

 それからもうひとつ、私たちが「幸せだ」と思える対象の種類が変わってしまっているのも大きな理由です。きっと子どもは「退屈な美術館を静かに散歩」するより、「真っ白な雪景色の中で駆け回る」ほうが幸せです。だけど私たち大人の中にはきっと、前者を選ぶ人だっている。  これはどっちが正しいか、正しくないかという話ではなく、「人によって幸せだと感じられるもの」って、全然違うんだよって、そういう話です。  つまり、「幸せ」は転がっているのではなく、転がっているもののなかから、あなたが幸せだと思えるものを見つけなければならないのです。「これが幸せだ!」って自分の心を使ってキャッチしなければ、拾ったものは、ただの「ガラクタ」になってしまいます。
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幸せを感じない理由、2つのパターン
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