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産後クライシスを防ぐには?「うちも見習わせたい…」妊婦を支えた夫の対応

 催眠心理療法士×占い師の相川葵です。  出産後に夫婦間が不仲になってしまう現象、「産後クライシス」。この言葉が話題になって久しいですが、妊娠中、産後にさまざまな問題に直面し、問題を抱える夫婦は少なくありません。 妊娠中 妊娠中は体調の変化や精神的に不安定になることも増えます。また産後は子供に手が取られ、思うようにいかないことも多いかもしれません。母親が父親にイライラしたり、腹を立てたりすることが増えるのもこの時期です。お互い助け合って一緒に子育てしていくためにはどうすればいいのでしょうか

状況に合わせた役割分担で夫婦仲良く

 お腹が大きくなってくると食器洗いや洗濯、掃除なども難しくなっていきます。また産後は、小さな子供に手を取られて家のことがおろそかになることも増えてくるでしょう。  そんな時はお互いの状況に合わせて、役割を分担させていけるようにしてみるのはいかがでしょうか。旦那さんは身重の奥さんに代わって料理を手伝う、上の子供の面倒を見るなど、それぞれの生活スタイルに合わせた助け合い方があるはずです。 ========== 「1人目を産んだときは、旦那が私の辛さを分かってくれていないような気がして…泣きながら彼を責めたこともありました。今思えば『産後クライシス』寸前でしたね。  そのことを反省したのか、私が2人目を妊娠している間は、主人がずっと1人目の子の面倒を見ながら私の容態にも気を使ってくれていたんですよね。食器洗い、洗濯などの家事を、仕事がどれだけ遅くなっても代わりにやってくれたので助かっていました」(35歳・女性) ========== 「つわりの時期はごはんの匂いだけでも気分が悪くなるような状態で、食事を作るどころかキッチンに立つことも難しくなっていた私。出来合いの総菜やレトルトが続いても旦那は文句ひとつ言わず、身体を心配してくれていました。  さらに、ある日から仕事を早めに切り上げて帰ってくるようになりました。職場の上司に相談して、しばらくの間仕事を調整してもらったと言うのです。料理本を一所懸命見ながら、つわりの私でも食べられるような夕食を毎日作ってくれて…その姿は本当に頼もしかったです」(25歳・女性) キッチンに立つ旦那さん

イラッとしたら、嬉しかったことを思い出す

 妊娠中、産後で気持ちが不安定な時などは、旦那さんに対して「融通がきかないなぁ」「何でこんなこともできないの?」と思うことも多いかもしれません。そんな時は旦那さんの「いいところ」「してもらって嬉しかったこと」を思い出してみると自然と心が落ち着き、ポシティブな気持ちになることができます。  妊娠中の体験で、実際に「何度も繰り返し思い出している」というエピソードを2つ、ご紹介しましょう。
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奥さんのために雪道へ飛び出していった旦那さん
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