なんだか夢も希望もなくなってきましたが、奇跡のカップルは存在します。AV現場にいる名物カメラマンの人は奇跡の一穴主義です。もう80近い方ですが、僕が初めて会った20年近く前に言っていたのは、「これだけ毎日女の裸を見てるし、周りには風俗に行く奴が当たり前にいるけど、
俺はカミさんとだけでいいってずっと思ってる。他の人とヤッたって変わんないでしょ」という達観した思想でした。
この方が、奥さんに対して欲情し続けているのか、セックスし続けているのかまでは分かりませんが、女の裸は好きだけど、やたらめったらヤリたいとは思わないという心持ちでした。
実はこの方は土門拳賞を取るような一流の芸術家でもありますので、感性が普通の人と元から違うのかなと突き放した見方もできます。でも僕はこの話から、
周りに流されないということが重要なんだと思いました。
他の人がやってることを羨ましいと思わなかったり、経験人数が男としてのステータスだ、みたいな相対的価値観を持たなかったり、自分を満たすにはお気に入りの一人がいればいいんだとわきまえていると、社会の中で暮らしていても、
無人島で二人っきりになっているかのような、二人だけで完結する関係性を築けるのではないでしょうか。

これはやっぱり奇跡です。そういった思想、感性を持った二人が出会い結ばれる場合にだけ成立するのです。ただ単にセックスがあまり好きじゃないから、セックスしなくてもいいという二人だから結果的に一穴主義になる消極的状況とは違い、セックスし続けながら一穴主義でいるのは奇跡と呼ぶしかないでしょう。
奇跡はなかなか起こらないから奇跡と言われるのですが、確かに存在するから奇跡と言えるのです。先頃のオリンピックで奇跡を目の当たりにし感動の余韻がある今は、奇跡を強く信じます。幸いご主人は、あなたの性欲が自分のキャパオーバーになっていることを嘆いているだけですので、適切な回数を見出せれば、奇跡の一穴主義になれるかと思います。応援してます。

森林原人さん
<TEXT/森林原人>
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