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10年不倫のあっけない最後。夫も職場も友も手放して彼を選んだ結果…

 だれしも、つまらない恋愛の経験ってありますよね? そんな中でも指折りの“自分史上最悪の恋愛”を語ってもらいましたので、反面教師としてみてはいかがでしょうか?
落ち込む女性

写真はイメージです(以下同じ)

「10年に渡るダブル不倫の果てに別れました」と語るのは、営業職の香取美津さん(仮名・48歳)。  美津さんは当時ダブル不倫していた相手と再婚したいと8年前に夫と離婚しましたが、相手の男性は「妻と別れる」といいながら、ずるずると独身になった美津さんと不倫を続けました。

ダブル不倫におちいったのは、夫の不倫とセックスレスから…

「彼と知り合った頃は、元夫と一緒に港区でレストランを経営していました。富裕層も多く、店も潤っていました」 シャンパン 子供がいなかった美津さんにとって、レストランは我が子のように大事だったといいます。ところが、常連客に連れられて、美津さんの店にやってきた3歳年下の彼が、美津さんに積極的にアタックしてきたのだそうです。 「彼はレジャー関連の会社でスポーツクラブや飲食店などの会員権の営業職に就いていました。言葉巧みにうちのお客様を紹介してと頼まれ、ついつい彼の要望に応えてしまううちに、あっという間に男女の関係になってしまったのです」  その頃、夫が若いバイト女性と浮気をしていたことが発覚。そのため美津さんは少し荒んでいたそうです。 「夫婦のぎくしゃくした関係のすき間に、彼が忍び寄ってきて、私の心の中にある椅子に座って、そして居座ってしまいました」  二度三度と会うたびに、体が激しく彼を求めていくようになったそうです。 「夫とは数年前から、一年に数えるほどしかセックスをしていなかったので、急に火がついたように、ぼわっと燃え上がりました。家を出てウィークリーマンションで彼と暮らすようになりました」 男女

離婚成立。けれど彼の方は妻と別れる様子はなく…

 美津さんの不倫を夫が知って、一時は修羅場になったそうですが、元々気が弱かった元夫は離婚届に判を押し、レストランを畳み、田舎にある実家に戻って家業を継いだそうです。裕福だった実家の母親の勧めで、元夫は2年後に再婚。今では2人の父親だとか。 「夫が新しい人生をスタートさせたのに、私はいつまでも不倫。彼の会社がバブルだった頃は、月20万円の家賃のマンションに一緒に住んでいましたが、リーマンショックがきっかけで、彼の会社が右肩下がりになってから、賃貸マンションは解約しました。彼は妻と子供のいる家に帰り、私はレストランの常連さんから紹介された会社で働くようになりました」 働く女性 なかなか離婚しない彼と縁を切ろうとしたこともあったそうです。 「でもぽかっと空いた心の穴がふさがらずに、苦しんだ挙句彼に電話をして、ヨリを戻しましたが、でもそれから別れてはまたくっつくという繰り返しが続いてしまって」  不倫中にはいつのまにか、同じく不倫している友達が増えていくと美津さん。“不倫友達”と煮え切らない男の不平不満を漏らしあったり、お互いの状況を嘆きながら、「でも彼のことを愛している。頑張ろう」と自分を鼓舞してきたそうです。 「ところがある日、偶然に不倫友達がうちの彼に会ったんです。そして私に『あの人は離婚しないと思う。どうしても再婚したれば、影響力のある大人の男性を味方にすることね』とアドバイス。あまりにも的確だったので、辛くなって、その友達に逆ギレしたら、それきり。虚しかったですね」
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10年不倫のあっけない最後
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