ではリメイクの方法の例を挙げましょう。
ネイビーや白、黒などのタイトスカートを買いましょう。丈はお好みで。ひざ丈でも、ひざ下丈でも構いません。もちろんそういったタイトスカートがある場合は、それを使いましょう。リメイクするスカートを決めたら、裾の周りが何センチあるか、測っておきましょう。

ネイビーや白、黒などのタイトスカートならリメイクしやすい
次に手芸店へ行き、ぴったりの色のフリンジと同色の手縫い糸を買ってきましょう(手芸セットを持っていない場合は、針も買います)。
微妙なニュアンスの色のフリンジは売っていない可能性がありますが、白や黒、ネイビーなら売っていると思います。フリンジの長さは15センチぐらいあるといいでしょう。長めのほうが、よりモードな感じがします。買う長さは裾周りの長さプラス10センチです。

フリンジは長めのほうがよりモードな感じになる ※生地・手芸用品のオカダヤ(okadaya)通販サイトより
次に、買ってきたフリンジを裾に縫いつけましょう。裏側なので表からはよくわかりませんから、縫い目など気にせず、適当に縫って構いません。
スカートをはいて鏡の前に立ってみて、おかしなところがないかチェックします。問題がなければ完成です。
もちろんフリンジをつけるのはスカートでなくても構いません。ワンピースでもいいでしょう。けれども、一番無難に、かつ簡単にできるのはタイトスカートではないかと思います。

フリンジつきスカート、はくと派手かなと思われるが…。 ※画像は海外通販サイト「YESSTYLE」より
このフリンジつきスカート、はくと派手かなとお思いになるかもしれませんが、そんなことはありません。私もこの冬じゅうはいていましたが、誰にも何も言われませんでした。案外、人は他人がフリンジがついたスカートをはこうがはくまいが、気にしていないものです。
流行の先取りというものは、いつだっておしゃれに見えるものです。まだまだ日本ではたくさん売られていないフリンジがついたワンピースやスカート、ジャケット、見つけて、しかも気に入ったら、早速着てみましょう。
リメイクスカートも、手作り初心者がチャレンジするには簡単ですぐできる、いいアイデアだと思いますので、やる気になったら、作ってみるといいでしょう。
<TEXT/小林直子>
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【小林直子】
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『
誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『
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