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年下彼氏に裏切られたOL。女2人で「どっちが本命!?」と問い詰めたら、驚愕の答えが…

本命は誰?彼を呼び出して問い詰めると…

 とうとう美和さんはチーママに、自分を呼び出した理由を尋ねます。するとこんな答えが返ってきたのです。 「彼を呼び出して、一体誰を一番愛しているのかを問い詰めようと提案してきたのです。チーママも私と同じように、彼に愛されているのは自分だけと信じたかったのでしょう」 喫茶店 チーママが電話で彼を呼び出して、“三者面談”になったそうです。「一体誰のことが一番好きなの」というチーママの問いに、「同級生」と即答した彼。 「地方の大学を中退して上京した彼は、大学の同級生と遠距離恋愛をしていて、『同級生の彼女が一番好き』と平然と答えました。私たちの関係が終わった瞬間でした」  チーママはますます泣いたそうですが、美和さんはその場で別れを決めました。  ところが時間が経つうちに虚しさが押し寄せてきて、「今までと同じタイプの男を追い続けると、私の人生はダメになる」と猛反省したそうです。「これまでイケメンで可愛い癒し系の男性がタイプでした。かまってあげたい、尽してあげたい男性と付き合ってきましたが、韓流系イケメンの複数愛がきっかけで、普通の男に目線がいくようになりました」  2年後に結婚した美和さんは、主婦の傍ら、夢だったフラワーコーディネーターになり、出産。小さな幸せに喜びを感じながら、好きなことを仕事にできたという充実感に浸ったそうです。  一方、韓流系イケメンは、どうなったのでしょう。 「彼の行方は誰も知りません。相変わらずヒモでもやってるんじゃないですか?」  最悪の男でも、このように人生の転換期をもたらしてくれることがありますね。美和さんは、「今は少し感謝している」そうです。 ―自分史上最悪の恋愛vol.6― <TEXT/夏目かをる イラスト/やましたともこ>
夏目かをる
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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