理想の婚約者のはずが…朝帰りの彼に「パンツ脱げ!」とシャウトして破局するまで
恋愛に発展するきっかけは人それぞれですが、最初はやはり見た目に大きく左右されるもの。見た目が好みの男性と、順調に交際して結婚が目の前にちらつきはじめるとなれば、さらに浮足立って大事なことを見逃してしまうのもしょうがない気がします。
今回は、そんな「見た目スタート」で失敗してしまったマリさん(31歳・仮名)の、「自分史上最悪の恋愛エピソード」をご紹介します。
20代もあと少しで終わりという頃。周りがドタバタと結婚していく様子を見ていたマリさんは「次に付き合うなら結婚できる相手がいいな」と夢を抱いていました。
「ある日友達から『みんなで遊びに行こう』って誘われて、10人くらいでバーベキューに行ったんです。そこで初めて知り合ったのが彼、ツヨシ(仮名)でした。30代なのに笑顔が可愛くて……好きな俳優に似ていたのもあって目が釘付けになりました」
さらにふたりきりでの会話も盛り上がったマリさんは、ツヨシのことが気になり始めます。バーベキューで出会い意気投合したメンバーで、何度か遊びにいくうちに、ツヨシとの距離も縮まっていったそうです。
「彼のファッションセンスも、持っているアイテムも全部私の好み。しかも、ちゃんとお堅い会社に勤めている会社員っていうところで、気が早いですが、結婚願望にも火が付いちゃったんです」
彼への思いが募るマリさんに、ツヨシはサプライズを用意していました。
「出会って1ヵ月たったころ、二人で遊びに行こうって誘われたんです。もう、めっちゃうれしかったですね。ついに二人きりでデートだ! と張り切って行きました。しかも素敵なレストランに連れて行ってくれて…夜景のきれいなスポットで、サプライズプレゼントと一緒に告白されて、つきあうことになりました」
この上なくロマンチックな告白ですが、これが最悪な恋愛体験の入り口となってしまいます。
マリさんはすぐに、ツヨシと同棲。ツヨシが元々1人で住んでいたマンションは、広々とした間取りで2人で住むのにも十分でした。ブランド物の家具やインテリアは、常に整理整頓されており、清潔感ただよう雰囲気。「こんな家具、私の給料じゃ買えない……やっぱり稼いでる人は違うわ!」と感心していたのだそうです。
「同棲生活は夢のように楽しかったです。そして付き合って1ヵ月でプロポーズされて……完全に舞い上がっていました」
ともに働いているということもあり、家事もきっちり分担制。進んで家事をこなす彼をみて、これなら子どもを産んでも安心と思っていたマリさんは、プロポーズを快諾。式場予約に親同士の顔合わせ、結納の準備と順調にこなしていきます。
「でも、その頃からおかしいなって思うことが増えてきたんです」
結婚に向けて準備が忙しくなるにつれ、なぜか朝帰りが増え始めたツヨシ。マリさんが「なんで連絡くれないの?」と問いただすと、突然“キレキャラ”に大変身。
「なんでいちいちお前に報告しなきゃいけないんだよ!」…あまりの変わりように、マリさんはただ呆然とするしかなかったそうです。
「キレる頻度はどんどん上がる一方でした。なぜ彼が変わってしまったのか、全然わからなくて……親だけじゃなく、会社にも寿退社を予告していたので、本当にとまどいました。でも同時に、こんなすぐにキレる男とはやっていけないって思ったんです。さらに女の影もちらつきはじめていたし……やっぱり結婚は考え直そうと、信頼できる何人かの友人に相談しました」
でもなんの証拠もなく一方的に婚約解消はできない、それではあなたが悪者にされてしまうかもしれない、と法律系の仕事をしている友人からアドバイスされたマリさん。ある日、朝帰りしたツヨシと玄関で遭遇します。
バーベキューから燃え上がった、理想の彼との恋

リッチなマンションで同棲スタート

突然キレだした彼。モラハラ男に大変身!
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