相席居酒屋にイイ男はいる?場所による?まずは秋葉原にGO
女性の心にグサグサ刺さる人気マンガ『美人が婚活してみたら』(漫画アプリ「Vコミ」連載)。黒川芽以主演で実写映画化され、2019年公開が決定した(シソンヌじろう脚本、大九明子監督)。
美人OL・タカコ(32歳)はある日、一念発起して婚活を決意するも、次々と痛い現実を知ることに――作者・とあるアラ子の実在する友人をモデルに描いた、現在進行形エッセイ漫画だ。
そこで今回は、作中で主人公・タカコがシングルズ・バーへ挑戦したエピソードをヒントに、「夜の出会いの場ツアー」を実施。「Vコミ」編集部員のYが、美人の友だちを連れて都内各所へ潜入した結果を再現する。
美人と一緒に出会いを求めるツアー。主に狙いを定めたのは、「相席居酒屋」と呼ばれるお店だ。
男性がやや高めの値段設定(時間制が多い)になっているのに対し、女性は基本的に無料で飲み放題&食べ放題。新生活や歓送迎会、お花見などで金欠に陥りやすい春先には、じつにありがたいシステムとなっている。
とはいえ、こちらの目的はあくまでも「いいオトコとの出会い」。美人の女友だちと一緒に来店することで、アラサー独身の自分(「Vコミ」編集部員のY)もぜひオコボレにあずかりたいところ。婚活に役立つ場であるかどうかも、しっかりと見極めていきたい。
まず訪れたのは、秋葉原にある相席居酒屋。同行してもらったのは、友人のKちゃん。安達祐実似の31歳である。2人とも初の相席居酒屋ということで、かなり緊張気味。最初は、草食男子の多そうな秋葉原がよかろう、との考えからお店を選択してみた。
ホームページで確認したところ、やはり女性は無料で飲み放題&食べ放題とのこと。そこで見知らぬメンズたちと相席するだなんて、「正直、アヤしいよね……」と警戒するKちゃん。「もしや何かウラがあるのでは!?」という思いを抱えながらお店へ向かう。
平日の夜にもかかわらず、大勢の人でごった返す秋葉原駅。電気街口から徒歩5分程度で、目的のお店へ到着。表通りに面しているものの、ビルの照明が暗く、何度か通り過ぎてしまった。
20時頃にエレベーターへ乗り込み、いざ店内へ。『美人が婚活してみたら』のタカコ同様、最初に身分証の提示を促され、年齢確認をされる。
店内の座席数は約30席ほどで、すべてボックス席。お店の内装はザ・ゴージャス。天井にはシャンデリアが吊されており、何ともムーディな雰囲気が漂う。
ザッと見たところ、男性客よりも女性客のほうが多い。3分の1弱の席は、女性客だけでワイワイと楽しそうに話している。女性の客層は、キャリアウーマン系のアラサー女子が中心という感じ。
席が各々離れているため、自分の席に着くと、周りの人は目に入らなくなる。ホッとひと息。店員さんもかなり親切なため、2人ともだいぶ緊張が和らいできた。
無料ということであまり期待していなかった食事とドリンクも、予想以上に充実。食事は軽食やお菓子類が、ビュッフェスタイルで食べ放題になっている。
しばし女2人で談笑していると、店員さんのほうから、「男性が来ましたので、相席をお願いします」との声かけあり。相席をすることが前提のお店なので、もちろんオーケー。ちなみに、もし苦手なタイプの人と相席になってしまった場合は、店員さんに伝えたりすれば、気軽にチェンジもできるらしい。
こちらの席に2人の男性がやって来たところで、いざ相席スタート!
男性は、椎名桔平をちょっとポッチャリさせた感じの30代後半のAと、和田正人を根暗にした感じの20代後半のB。
どちらもジーンズ姿だったが、神保町近辺のシステム会社に勤務しているサラリーマンとのこと。
Kちゃん「私たち、相席居酒屋って初めてなんです。よろしくお願いします~」
A「そうなんだー! オレは2回目だよ。前も来て楽しかったから」
B「僕は初めてです……」
Y(私)「結構、緊張しますよね」
A「キミたちはどうしてここに来たの?」
Y(私)「出会いがなくて……アハハハ」
Aが率先して話を振ってくれたので、終始、なごやかムードで進む。こういうときに、年上の男性は頼りになるなと実感。アルコールが進むにつれてリラックスし、彼らの職場に女性がほぼいない話や、好きなお酒の種類などで盛り上がる。
A「今度カラオケ行こうよー!」
Kちゃん「行きた~い!!」
などと、次の約束もすんなり決定していた。2人は、さっさとLineで連絡先交換。さすが美人のモテ女。連絡先交換もスマートだった。

秋葉原の相席居酒屋からスタート

相手がダメならチェンジもオーケー

初めての相席は神保町の会社員
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