朝ドラ『半分、青い。』で人気再燃、くらもちふさこのマンガの素晴らしさ
くらもち作品は「ああ、これわかる!」の連続
少女マンガに与えた影響は絶大
ドラマでは、くらもちふさこさんをモデルとした秋風羽織(豊川悦司)が、あの作曲家・佐村河内守に似ていると話題ですね。男性向けマンガには女性作家がたくさんいますが、女性向けマンガ界に男性作家は数名です。女の心の機微は男性には描けないんですね。秋風羽織は現実にはあり得ないと思います。 ドラマで取り上げられる前述の3作品は、どれも2巻~5巻と中編ですから読みやすいですし、どれも楽しめます。なにより、大きく話題に上ることの少なかった少女マンガ界の大御所が、こうして世間で注目されることがとても嬉しいです。 <TEXT/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】オフィス・ティンカーベルのセットは、1990年頃のトレンディドラマを参考にして考えられました。
— 【公式】連続テレビ小説「半分、青い。」 (@asadora_nhk) 2018年5月11日
当時は色付きの壁が最先端でしたが、それだけでは寂しいと、くらもちふさこさんの絵が大きく描かれました!
絵は全部で3つありますよ。#半分青い #くらもちふさこ pic.twitter.com/cdvE43pQu4
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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