――サイズすら合っていないのにこれを言われると、一気に信頼できなくなります!
kusuma「最近多いですよね。何でも良いっていう店員(笑)。まぁ確かに、
似合っていない物を似合ってませんと言い切るには、自信に加えてお客様との信頼関係もないとむずかしいですよね。否定的な意見でお互いの印象を悪くしてしまうのを恐れて、ほめるしかできないのでしょう。
こういった場合は『
いかがですか?』とお客様の印象を聞いた上で、対応を考えた方が良いですね」
2位「(高い声で)いらっしゃいませ~~(↑)どうぞご覧くださ~~い(↑)」29%
――お笑いでもネタにされているくらい、特徴的ですよね。ルールでもあるのでしょうか?
kusuma「低い声だと思いのほか威圧感が出てしまい警戒されやすいので、
活気があり優しい印象がある『高い声』を使うよう、初めに指導される事が多いです。
ですが、最近の『いらっしゃいませ』にはクセがありすぎて、本来の意味がなくなっているように感じます。『クセのあるイントネーション=販売員のいらっしゃいませ』と、勘違いをしたまま接客している人もいるのが事実です」
――たまたま手にとっただけなのに……見張られているみたいで、ちょっと怖いです。
kusuma「初めてお会いしたお客様のことを全く分からない状態で、情報収集のために手っ取り早く聞く方法です。ですが、
女性は目的外の商品も手に取りゆっくりお買い物を楽しむ傾向があるので、手に取ったからと言って欲しいものとは限りませんよね。
こういった場合、店員側は欲しいと思う商品をすぐに断定せず『
お探しの物はありますか?』とざっくりたずねて探った方が良いですね」
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kusuma「販売員というのは、着飾る職種の割に『資格』も必要なく、言ってしまえば誰でも簡単に仕事につけてしまいます。そのせいか、本来なら接客や会話をする上で持っているべき『お客様をもてなす』という意識が薄い店員も少なくありません。
そんな背景もあって販売員のスキルやレベルが下がってしまい、特別な存在(プロフェッショナル)から、一般の方と差別化しきれていない存在になっているのでしょう。まずは、販売員はプロ意識を持ち憧れの存在でいなくてはならないという事をこのランキングで学びましたね」
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30代40代女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2018年5月28日
有効回答者数:30才から49才 女性100名
<文/女子SPA!編集部>
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