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バラエティタレントが続々暴露 「炎上キャラはヤラセでした」

所属事務所はキャラの生産工場

テレビ番組 現在キャラ作りは、主にテレビに出るための安易な手段として使われているのが実情です。  ある芸能関係者によれば「まずタレントが事務所に所属した時点で、マネージャーから『◯◯キャラで行こう』といった指示はされますね。それはアイドルでもお笑い芸人でも共通しています」とのこと。その決まったキャラによって、プロフィールの特技・趣味の欄に沿ったものを記載し、TV局への営業ツールとして使用するのだといいます。 「極端な場合は、“においフェチ”“霊が見える”といった不思議ちゃんキャラになることもありますが、大半は事実にもとづいてキャラ作りします。ちょっとした趣味にもとづいて“●●オタク”にしたりとかね。  でも、英検2級(高校卒業程度)なのにバイリンガルキャラにしたり、10年以上昔の中学時代にグループで何かの競技大会に出たことを押したり…まあ一般社会ではムリがあることがまかり通ります。  本人の中にどうしても何も無い時には、地方出身であれば出身県を強調して方言キャラってことになることも…」(芸能関係者)  テレビ番組に出演する時には、事務所サイドから提供されたキャラ情報にもとづいて制作スタッフが台本や演出を決めるので、さらに輪をかけてキャラが誇張されて行くのだそうです。

脱“ハーフキャラ”した水沢アリー「すごい自然体。すごい楽」

ALLY アリー さん(@ally_mizusawa)がシェアした投稿

 本当はアリもしない架空のキャラを作り上げ、ムリに痛々しい姿をお茶の間にさらす芸能人も決して少なくはありません。一方で、キャラ作りに成功すれば、無名の存在からスターに成り上がれる可能性も秘めています。  けれども、そのキャラに、本人が“やらされ感”を持っていたらどうでしょう。ハタから見れば成功だたとしても、本人の満足度は高くないでしょう。  脱“ハーフキャラ”しイメチェンした水沢アリーは、「バカぶってみたりとかは全部作っていた」が「(今は)すごい自然体。すごい楽」だと明かしました(2016年4月2日放送『有吉大反省会 整形もオネエも…春のカミングアウトSP』日本テレビ系)。  彼女はハーフではなく「8分の1」だそうで「(ハーフキャラの)エピソード求められても8分の7は日本人だから何もなくて」と、困っていた過去を振り返りました。  水沢アリーも、やはり事務所のキャラ作り指導を受けたようで、先ほどの番組内で「キャラクターもずいぶん変わったね」と問われたのに対して「事務所とモメて…。もともと金髪で明るいポップな感じがずっと嫌だったの。黒髪が好きなんだけど事務所がダメって」と告白。それが、「ぺこ&りゅうちぇるとか事務所に入って推す人ができたから、そんなに反発するならもういいって」と、プレッシャーから解放された経緯を明かしました。

キャラ作りに頼った結果、バラエティが不調に?

 このところ、バラエティ番組の視聴率は不調が続いています。一つ話題になった番組があれば、似たような番組が作られ、視聴者はさらに興味をなくしていく負のスパイラル。  出演者がパターン化したキャラ作りを求められるのも、番組自体がパターン化しているからでしょう。そろそろ、このスパイラルから抜け出してほしいものです。 <文/もちづき千代子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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