浮気やDVを繰り返すクズ男はなぜ変わらないのか。“一度死んでまた蘇る”生態とは…
<みきーるの女子マインド学>
「今まで一度もクズ男(クズオ)とつき合ったことがない」と言うと、驚かれます。
別に私が立派なわけでなく、彼らが私のような女を好かんのです。勝手気ままで男を立てず、笑顔少なめの私などクズ男様たちの範疇外。まぁ、結果オーライと言えましょう。
ところで、「元彼・元ダンがクズ男だった」という女性たちに話を聞く機会がありました。彼女らが口をそろえて語るのは、「あいつ、全然変わってない!」ということ。
彼女との別れとか、それなりつらいこともあったろうに、出会ったころと変わらずクズなのはなぜなのか?
今回は、浮気やDVを繰り返す「クズ男永久機関の謎」についてお話しします。
【1】クズ男爆誕!~無意識に「理想の自分」を演じる
外面がよく、無意識に“頼れるリーダー”、“気前のいい男”、“ほがらかで話し好きな人”といったキャラを装って現れるクズ男。一見、快活で面倒見のいい男性に見えるので(だって、そう演じているから!)、女性はこの姿に惹かれてしまいます。
↓
【2】自分を盛った“ツケ”に苦しむ
度量の広いフリをして女性をとらえても、その姿は幻。本当は卑屈でコンプレックスが強く、言うほどお金がないことも。精神的にも経済的にも「自分に無理をさせてしまった」ことが許せず、その恨みを身内に向けます。
↓
【3】不快感を彼女に向ける
勝手に自分を大きく見せたくせして、「お前のためにオレは無理した!」などと言い出します。腹いせに暴言や暴力をふるったり、外出に制限をかけてくることも。彼女(妻)、子供、部下など“身内”は「自分の支配物だから、好きに扱っていい」と思う人もいます。
↓
【4】身内に嫌われ、不本意に思う
そんなことをするから身内に嫌われますが、「お前たちのためにがんばってるのに、なぜ嫌う!?」とか言い出します。あげく、さらにDVやいやがらせを強めたり、外的には“自分の本性を知らない人”を求めて出歩いたりします。
↓
【5】「オレかわいそう」と涙する
彼女や身内に愛想をつかされ、去られると悲劇のヒーロー(?)に大変身! 自分の都合のいいように記憶を改ざんし、SNSにポエムや写真をアップします。
「離れてもずっとLOVE YOU……」みたいなのとか、「会いたい、オレの宝物」とかいって子供の写真を上げてみたり。このすべては、「ボクちゃん悪くないもん」というアピールです。
↓
【6】「理想の自分」を思う
「どうしてこうなったんだろう。本当の自分は、こんなんじゃないはず」とか思い出します。で、「そうだ! 自分はもっとできるはず! だってオレは人気者だったから!」みたいな気持ちが高まり、【1】に戻る、と。
これを永久にぐるぐる繰り返しているのが、“真・クズ男”なのです。
彼らに復縁を迫られた元カノたちも、「だってなんにも変わってないのに、検討の余地なんかない」「また同じことになるのが見え見え」と冷静です。
クズ男が永久機関から降りるには、「己が弱さを受け入れて自分を作り直す」しかないと思いますが、それもなかなか難しそうです。
ではクズ男に引っかからんようにするにはどうするか?
わかりやすい男らしさに惹かれがちな人は、すぐに舞い上がって進まずに、しばしクールに見守ってから振る舞いを決めるのがいいかもです。
だって、必死に「理想の自分」を演じているクズ男は、きっと魅力的だと思うから。
簡単にハマらぬよう、こちらもクレバーに立ち回るのがいいですよ!
<TEXT/みきーる>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【みきーる】
著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『ジャニヲタ刑事!』
クズ男は一度死んでまた蘇る!?




わかりやすい男らしさに惹かれてもハマらずクールに見守ること

みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』