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Yes、OKの他に英語で「いいよ」って言える? “All right” には要注意

 聞き上手の人はリアクションが素敵だったり、相槌(あいづち)の入れ方が絶妙だったりするものですが、それは英会話でも同じこと。 会話 面と向かっての会話はもちろん、LINEやメールでのやりとりでもリアクション上手さんはいつでも人気者です。  今日は、その中でもみんなに好かれる“ポジティブ”なリアクション表現に注目します。

「Uh-huh(アーハ)」とはめったに言わないと心得て!

 まず、心得ていただきたいのは、ネイティブは「相槌(あいづち)」をめったに打たないこと。  日本人が聞き手に回る際、会話全般に渡って「うんうん」と頷く癖がありますが、これは英語圏では見られない習慣。 「うんうん」に当たる「Uh-huh(アーハ)」を連発すれば、会話の邪魔と思われるか、「人の話聞いてねぇな」と思われるかのどちらかです。 uh-huh 代わりに個々の意思表示が重要視される英語では、イエスかノーか、分かっているのかいないのか、相手の意見に賛同するのかしないのか、はっきり言うことが大事。  そこで覚えておきたいのが、「その通り」を意味する「Right(ライト)」。  これを話し手の言いたいことが終わったときにタイミング良く挟み込めば、相手も「こいつ、分かっているじゃないか」と思ってくれるでしょう。

「了解」は「Okay」や「Yes」だけじゃない

 相手になにか依頼をされ、それを承諾する場合は「Okay」や「Yes」だけでなく他の表現も覚えておくと便利です。  例えば、「Can you pick me up tonight?」(今夜、迎えに来てくれない?)とLINEが入ったら、「いいよ」の意味の「Sure(シュア)」や「No problem(ノープロブレム)」で答えることも可能。  同様の質問に、「Certainly(サートゥンリー)」(承知しました)や「My Pleasure(マイ・プレジャー)」(はい喜んで)と返答すると丁寧な印象を与えることができるため、取引先や仕事先の上司に使うには丁度いい表現です。 all right ただ、おなじみの「All right(オール・ライト)」の使い方には注意が必要。もともとは「了解」「承知しました」の意味を持つ表現なのですが、声のトーンによっては“イヤイヤ感”が出てしまうやっかいな英語なのです。 「Can you pick up Spako from school this afternoon?」(今日の午後、スパ子を学校に迎えに行ってくれない) 「All right! All right!」(分かったよ、分かったってば!)  もし夫婦間でこんな会話が繰り広げられたら……? 今夜は喧嘩になること間違いないでしょう。

LINEやSNSで「アガる」「いいね」と言いたいときの英語表現は?

 話し相手を気分よくさせるリアクション「いいね」「アガる」と言いたいときは、日本でも良く聞く英単語が役に立ちます。 「Cool(クール)」「Perfect(パーフェクト)」「Great(グレート)」「Sounds Good(サウンズ・グッド)」は、どれもSNSやチャットで“いいねマーク”と同じ意味合いでよく使われる言葉。  そもそもの意味は微妙に違いますが、SNS上ではあまり細かいことは気にされないのかもしれません。 いいね また、LINEで使えそうなテンション高めのリアクションに 「Yesssssss」がありますが、これは「いえーーーーーーい!」「やったぁあああああ!」など傍線を伸ばしたり、語尾を連打したりする日本語表現と同じ。  逆に面倒くさいときは、「Yes」でなく「Y」だけ、「Okay」でなく「K」だけのことも。短縮しちゃうのも日本語と変わらないのでした。 ―橘エコのリアルに使える英語― <TEXT/アメリカ在住・橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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