長野にはそっくりの菓子が2つ。パクリなのか?/カレー沢薫の「ひきこもりグルメ紀行」
同じ長野県の隣市で作られている「雷鳥の里」
観光客向け土産物と一般家庭用で住み分けは出来ているよう
とにかく関係はあるようだが、ならば余計、似たような菓子を至近距離で作ってどうする。セブソの隣にローソソ(※編集部注:セブンイレブンとローソンのこと。筆者独自の表記です)を建ててもつぶし合いにしかならないだろうと思うかもしれないが、雷鳥の里はその名前やパッケージからして、明らかに観光客向け土産物だが、サラバンドは一目見て「ブルボン」と思ったように、一般家庭用のようなので、同じ菓子でも住み分けはきちんと出来ているようである。
値段は雷鳥の里の方が割高のようだが、土産というのは「ここに行った」と証拠代がかかっているので仕方ないのだ。
<文・イラスト/カレー沢薫>
【カレー沢薫(かれーざわ・かおる)】
1982年生まれ。漫画家・コラムニスト。2009年に『クレムリン』で漫画家デビュー。主な漫画作品に、『ヤリへん』『やわらかい。課長 起田総司』、コラム集に『負ける技術』『ブスの本懐』『やらない理由』などがある 1
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