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ギンガムチェックは「3色ルール」と「はずしテク」でパリ風が正解

色をずらしたり変わったアイテムを加え、“はずす”ことでパリ風に

 またどこか肩が抜けた感じというか、はずしてくるのもパリ風の粋な表現になります。この場合はサンダルを黒や白ではなく、ブルーへずらしているわけです。なぜなら黒または白を持ってきたのでは完璧すぎて面白みに欠けるからです。
ギンガムチェック

色をずらしたり、変わったアイテムを加え、“はずす”ことでパリ風に ※画像:WEAR

 このはずしは、色をずらしてもいいし、何かちょっと面白いもの、変てこなもの、例えば自分のお気に入りの猫のブローチや、ベアのチャームなどを付け加えてもいいでしょう。誰かに会ったとき、「それ、何?」と聞かれたら、そのはずしは成功です。  最後の仕上げのアクセサリーはやはり王道のパールです。ほかにはフープイヤリングや、サングラスも王道感があふれていていいでしょう。
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白か黒が入った3色ルール、どこかはずす、王道のパールでパリジェンヌスタイルの完成! ※画像:WEAR

 このように白か黒が入った3色ルール、どこかはずす、王道のアクセサリー、これらをきっちり実行することによって、パリジェンヌスタイルができ上がります。

赤いネイルや赤いリップで女を忘れない。それがパリジェンヌ

 もう一つ、最後に付け加えるとしたら、それは赤いネイルや赤いリップです。  なぜ赤いネイルやリップなのでしょうか。パンツやTシャツ、サンダルといったアイテムは男性でも着用します。けれども、赤いネイルやリップは、ふつうの男性はしないもの。  いくら全体をシックにまとめても、それがすべて男性も着用できるアイテムだったら、それではパリジェンヌスタイルではないのです。女にしかできないこと、女にしか身に付けられないものを身につけないと、これもまた小粋な感じにはなりません。幾つになっても女を忘れない。それがパリジェンヌというものでしょう。

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 さて、そんな王道パリジェンヌスタイルで、私たちはどこへ行きましょうか。映画へ行くもよし、美術館へ出かけるもよし、パリの街角のカフェに集う人たちのように、1杯のエスプレッソを頼んだだけで、延々とおしゃべりするもよし。  もちろんデートでもよしなのですが、その場合、相手はボーダーシャツとか、ベレー帽とか、フレンチスタイルでは来ないように注意しておきましょう。2人でフレンチスタイルって、漫才コンビみたいでやりすぎです。それもまた、野暮というものです。 <文/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 小林直子【小林直子】 ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。新刊『わたし史上最高のおしゃれになる!』は発売即重版に
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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