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元夫と“不倫”する44歳女性の気持ち。浮気されて別れたのに…なぜ?

不倫発覚、その後。 Vol.5>

 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんがレポートする、不倫が発覚した後の“夫婦の行方”。(以下、亀山さんの寄稿)

夫の裏切りを許せなくて離婚


 夫の不倫が発覚、一度はやり直そうと決めたものの、やはり我慢できずに離婚を切り出したのは、アイコさん(44歳)だ。結婚して12年がたっていた。当時10歳だったひとり娘は現在14歳になった。

「離婚したのは私が40歳、夫が38歳のときです。離婚したとはいえ、夫は娘を溺愛していたし、娘も夫に会いたがっていたのでよく3人で食事をしたり、夫と娘が出かけたりしていました」

離婚

写真はイメージです(以下同じ)

 だが離婚から2年後、夫は電撃的に再婚した。相手は発覚した不倫相手、しかも妊娠7ヶ月だという。アイコさんはそれを知って「あのとき別れたと言ったのは嘘だったのか」と激怒した。

 ただ、夫の言い分によると不倫が発覚してすぐに彼女とは別れたそうだ。ところが離婚から1年後、関係が再燃した。もともと同じ職場での不倫で、その後、彼女の部署は変わったものの社内で顔を見かけることはあったというから、いつでも再燃する状況にはあったのだろう。

「自分が再婚しても娘と会う頻度は変えたくないと夫は言っていました。私は娘さえ大事にしてくれれば、夫とはもう他人だと割り切ってはいたんです」

 しかし、元夫は再婚してから徐々に精神的に不安定になっていく。10歳年下の妻とうまくいかなくなっていたのだ。

夫に呼び出され、相談に乗ることが増えて


 元夫と新しい妻との間に子どもができると、自分たちの娘がどうなるのかとアイコさんは心配した。だが、元夫は言葉通り、娘とは週に一度は会っている。それだけでなく、アイコさんが仕事帰りに夫に呼び出されることも増えていった。

「どうやら新しい奥さんとの間がうまくいっていなかったみたいですね。子どもが生まれれば落ち着くでしょと言っていたのですが、生まれたら生まれたで、彼女の親たちがいろいろ介入してきたみたいで。気づいたら、私も月に数回、ふたりきりで元夫と会うようになっていました」

デート まるで結婚前のデートのようだった。あるとき、アイコさんは元夫と会う日に洋服を選んでいる自分に気づく。なんだかんだ言って、彼女は夫と会うのを楽しみにしていたのだ。

「そう自覚したとき愕然(がくぜん)としました。娘がどうとか夫の相談に乗るとか、結局、私は彼のことが忘れられなくて、彼に会うことが楽しくてしかたなかった。まだ好きだったんです」

 自分が決めた離婚だった。しかも相手は再婚しているのだ。このまま好きでいていいはずがない。アイコさんは娘はともかく、自分はもう会えないと彼に告げた。

「どうしてってしつこく聞かれて、私はまだあなたのことが好きなんだと思う。だから奥さんのいるあなたと会うのがつらいと言ったんです。それは正直な私の気持ちでした。彼は目を潤ませて、『オレたち、離婚しちゃいけなかったんだよ』って。

 ただ、私は違う気持ちでした。離婚したからこそ、もう一度彼を好きになれた。結婚したままで修復はできなかった。離婚してから3年以上たって、やっと正面から向き合って自分の気持ちを伝えられた。彼がまだ私を好きだと思っていることもわかりました」

 その日、ふたりは互いに考えていることがわかってしまった。そしてラブホテルへ向かう。いけないことをしているとは思ったが、自分の気持ちを止めることができなかったとアイコさんは言う。

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元夫と関係を持ったアイコさん…心の変化は?

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