右わき腹が伸びにくい人は要注意!「肝臓」が元気かセルフチェック
こんにちは。ヨガインストラクター・ビューティーフードアドバイザーの高木沙織です。
「疲れやすくなった」「痩せにくくなった」と感じるアラサー女性は少なくありません。それにはさまざまな要因が挙げられるのですが、「肝臓」の元気がなくなっていることも考えられます。
肝臓は、脂質の代謝や老廃物の分解、胆汁を作って分泌するなどの働きを持つ臓器なのですが、元気がなくなってしまうと血流・代謝が低下し、疲労・肥満の原因になることもあるのです。
では、肝臓を元気にしてあげるにはどうしたらよいのでしょうか。
まずは、自分の肝臓が元気なのか、そうでないのか簡単な方法でチェックしていきましょう。
●Check1:右腕を真上に伸ばして上体を左に側屈したとき、右わき腹が伸びにくい
※左腕を伸ばした反対側の側屈と比較してみるとよい。
肝臓はみぞおちの右斜め下に位置します。元気がなくなっていると、その周辺の筋肉まで収縮して伸ばしにくくなると言われています。
●Check2:ストレスが溜まっている
ストレスが原因となって中性脂肪が肝臓に蓄積することがあると言われています。
●Check3:食生活が乱れている
肝臓の大事な役割は「解毒作用」。化学調味料や保存料といった添加物が使用されている食べ物は、毒素を溜め込みやすくする恐れがあります。抗酸化成分を含んだ解毒に働きかけるアーモンドやアボカド、ブロッコリー、キャベツ、長ネギなどを上手に献立に盛り込んでみてください。
続いては、簡単なエクササイズで肝臓を元気にしてあげる方法を紹介します。
1. 床に直立したら胸の前で合掌
2. 息を吸いながら合掌した手を頭上に伸ばし、ゆったりとした呼吸をしながら10秒キープ
3. 腕を下ろす
4. 息を吸いながら両腕を肩の高さに持ち上げ、吐きながら上体を右後方にねじり10秒キープ
5. 息を吸いながら上体をもとの位置に戻し、吐きながら左後方にねじって10秒キープ
6. 息を吸って中央に戻ってくる
たったこれだけです。肝臓をはじめとする内臓は、加齢によって下垂します。すると、働きも低下。肝臓周辺の筋肉を伸ばす・ほぐすことによって肝臓を正しい位置へと引き上げてあげましょう。
また、肝臓は伸ばされることで気持ちよさを感じる臓器。肝臓がストレッチされていることを意識しながらおこなってみてくださいね。
<文/高木沙織>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
肝臓の疲労チェック
エクササイズで肝機能を向上させる
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi