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「レスのくせに」不倫した夫への仕返しに、外で“解消”したら夫婦関係が激変

 女友だちと行ったバーで男性ふたり組に声をかけられた。一緒に飲んでから、4人でカラオケへ。同世代の男性たちだったため、カラオケでは自分たちの若いころの歌で盛り上がった。 「女友だちは翌日朝から実家に行かなければいけないからと少し早めに帰ったんですが、私はなんだか楽しくてそのままいつづけてしまって。気づいたら終電を逃してしまいました。3人で繁華街をぶらぶらしていたのに、いつしかひとりが離脱して、ふたりきりになってた。あとから聞いたら、その彼が私のことを気に入ったから友人を帰してしまったらしいんですが」 ホテル 暗黙の了解のようにホテルへ行った。サトエさんの潜在意識の中には、「夫に復讐してやりたい」という気持ちがあったのかもしれない。 「とにかくパーッと何か、今までやったことがないことをやってみたかったんです。知らない男性と密室でふたりきりになるのは勇気がいったけど、彼らはどうやらバーの常連らしかったので、まあ殺されることはないだろうと」  もちろん一夜限りの関係だと思っていた。ところがサトエさん、この一夜で「快感」に目覚めてしまったのだという。

開き直って前向きに、外で快楽を追求する日々

「性的な快感というのがどういうものなのか、よくわかっていなかったけど、おお、これがそうなのか、と。以来、なんだか体調も精神的にも元気になりましたね。それから月に2回くらい、夫には友だちと遊んでくると言って、実は男漁りをしているんです」  最近はハプニングバーに行くことも。たとえその場だけの関係でも、一瞬の愛を感じ、すべてを注ぎ込むようなセックスをすることに抵抗はなくなった。 出会い「夫はかなり変わりました。家事もけっこうできるようになりましたしね。私も逆の意味で変わった。もう夫婦生活がなくてもいいやと思っていたけど、実際は悶々(もんもん)としていたのかもしれませんね。夫だけいい思いをしやがって、という気持ちの中には私は『していない』のにという意味もあったのかもしれない」  夫がもしサトエさんの行動を知ったらどうなるのだろうか。 「さあ、どうなるんでしょう(笑)。私もたぶん、いつまでもこういうことはしていないと思いますが、今はとりあえず、自分がどこまで感じるかやってみたいし、いろんな人と関係をもってみたい。スポーツみたいな感じですね」  やけにあっさりと言うサトエさん。突然、目標ができた若者のように、その目はキラキラとしていた。 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【亀山早苗】 フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数
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