「彼のを借りてきちゃった」ふうに…ロングニットでドキッとさせる着こなし方
【モードをリアルに着る! Vol.49/小林直子】
日本には四季があり、春夏秋冬さまざまな装いが楽しめますなどと言っていたのも今は昔。
関東に限って言うと、夏物と冬物を着ている期間が長く、春物と秋物はほとんど着る時期がありません。
しかし、秋はおしゃれの季節。コートを羽織るまでの短い期間、秋にしかできないスタイルで街を歩きたいものです。
日本でもほんの少しの期間ではありますが、コートもマフラーもまだ必要ない時期があります。こんな穏やかな気候の時期にこんな格好をしたいというルックが、シャネルの2018年プレフォールにありました。
まずはビッグシルエットでローゲージのニットドレスを探さなければなりません。
けれどこの原稿を書くに当たってざっと探してみたのですが、まだまだ現在、市場にはこのようなニットドレスはあまり売られていないようです。
一般に売られていない場合は古着や中古を探しましょう。古着でしたら80年代のビッグニットがあるかもしれません。
しかし前述したように、このニット、メンズのニットを着たような雰囲気です。まるで「彼のネイビーのアランニット、借りてきちゃった」みたいな感じです。
幸いなことに、古着のメンズのアランニットは古着屋にたくさん出回りますから、見つかる可能性は高いでしょう。古着店のメンズのエリアを探索してみましょう。
スカートの裾とレッグウォーマーとのあいだにできる隙間がキモ
ビッグシルエットのネイビーのミニ丈のニットドレスに同じ糸で編まれたゲートルとマリンハットという、変型マリンルックです。 ニットドレスはローゲージで縄編みがほどこされたアランニット風。まるで男性のアランニットを借りてきたようなサイズ感とミニ丈で、とてもキュートです。
そしてこのルックの肝は、そのニットドレスのスカートの裾(すそ)とレッグウォーマーとのあいだにできる隙間です。 その隙間からほんの少しだけ肌が見えています。この肌が見えている感じをそのまま活かしたいので、長いコートを羽織る前にこのままのスタイルで街を歩きたいもの。Chanel and Kaia Gerber herald the return of leg warmers https://t.co/Gi4hTPvC9m pic.twitter.com/m6nIs1vdMS
— Harper's Bazaar UK (@BazaarUK) December 8, 2017
するとこれは、ロングコートなしで過ごせて、厚いタイツをはかなくてもまだ平気な秋にしかできないスタイルということになります。 では、私たちがこんなシャネルのニットドレスのスタイルを作るにはどうしたらいいでしょうか。Behind-the-scenes of the #CHANELMetiersdArt campaign after dark with Anna Ewers photographed by Karl Lagerfeld. More about the Paris-Hamburg collection on https://t.co/jZzVrPyT3X pic.twitter.com/6DTALKKPRs
— CHANEL (@CHANEL) 2018年5月31日
古着のメンズのアランニットを探してみては
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