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ドラマ『SUITS』は織田裕二のアメリカンぶりがクセになる。職場でウィスキーって…

織田裕二のアメリカンぶりがクセになる

 一方で自分のオフィスでウィスキーを飲みながら考え事をしたり、オフィスに飾ってある野球ボールを投げながら会話をしたりと、ややアメリカンな行動をする甲斐ですが、最初はそんな織田裕二の演技に「ここまで海外に寄せなくても……」と動揺したものの、見ているとだんだんクセになってきます。さらに、ここにバブリーな雰囲気を醸し出す鈴木保奈美が加わることで、かなりハイカロリーな絵面になります。
 しかし、中島裕翔の脱力感ある演技がこの濃さとうまく調和して、最高のバディものとしてかけあいを展開。平成と昭和が混じり合う瞬間を見たような気持ちになります。  原作ファンとして真正面から日本版を見ると「あれも違う」「これも違う」「原作はもっとスタイリッシュだ!」と違うところばかりが気になって、純粋に楽しめなくなるでしょう。海外のスケール感や事情を日本に持ち込むことは不可能なので、難しいところではあります。しかし、海外版のおもしろい要素はそのままに、展開も2転3転4転し、日本版オリジナルとして見れば十分に楽しめる内容となっています。原作とは別物とわりきって、純粋にドラマを楽しむのが正解です。
 天才的な記憶力を持つ鈴木と違法行為スレスレでも勝ちにこだわる甲斐が、バディとしてどのように難解な事件を解決していくのか、その内容に期待が膨らみます。それと同時に「スーツを着てこい」と言われても喪服しか手元になかった鈴木がビジネス・スーツを見に纏い、弁護士として、人として成長していく姿も楽しみでなりません。  織田裕二のスーツの着こなしをはじめ、初回から存在感のあるティファニーのアクセサリーを多用し、ゴージャスな衣装を身にまとった鈴木保奈美など、ドラマ内に出てくる衣装も見所になりそうです。第2回も目が離せません。 <文/瀧戸詠未>
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