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ドラマ『SUITS』でキモキャラ炸裂。男子にセクハラするむっちりおじさんは何者?

 エリート敏腕弁護士の甲斐正午(織田裕二)と天才的な記憶力を持つ新人弁護士の鈴木大輔(中島裕翔)が繰り広げるリーガルドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系、月曜夜9時~)。


 全米大ヒット・ドラマ『SUITS』の日本版である本作は、織田裕二や鈴木保奈美、中村アンの「アメリカンな仕草」にも注目です。さてさて、今夜放送の第4話を待つ間に、先週のおさらいをしておきましょう!

織田裕二が食われる!? むっちりおじさん弁護士の存在感


 先週放送された第3話で、甲斐は顧問を務めている老舗時計メーカー『KAMIYA』の加宮社長が急死したことにより、その後の対応に追われます。『KAMIYA』の売りは、ゼンマイから皮ベルトまですべて自社の職人が作る、“マニュファクチュール”。それを必ず継承してほしい、というのが亡き加宮社長の遺言。

 しかしながら次期社長候補の安樂孝志(久松信美)は社長死去の裏で、国内の工場を閉めて東南アジアに工場を移転させる計画を画策していました。社長の遺言を守ろうとする甲斐と、海外に拠点を移したい安樂は、真っ向から対立。甲斐は、安樂を次期社長の椅子から引きずり下ろすために、策を練るのでした。


 一方で新人弁護士の鈴木は、先輩弁護士かつ甲斐のライバルである蟹江貢(小手伸也)に総合格闘技の道場へ連れ出されます。道場の常連には、世界的なゲームメーカー『BPM』のCEO兼チーフクリエイターの藤ヶ谷樹(柳俊太郎)がおり、蟹江は鈴木を利用して、藤ヶ谷を新規クライアントとして顧客にしようと試みていたのです。

蟹江の強烈キャラは日米共通! 海外版だとどんな人?


 第2話までで、主要キャストのキャラ設定と各々の関係性と事情、ドラマの世界観や前提が全て説明されて、第3話で本格的にドラマが転がり始めたという印象を受けました。敏腕弁護士の甲斐と新人弁護士の鈴木の息もピッタリあい、バディ物として事件解決に走る姿にも引き込まれます。

 そして、なによりも声を大にしていいたいのが、甲斐の同期でライバルの蟹江が3話で完全にキャラ立ちをしたというところです。3話は蟹江役の小手の怪演に持っていかれたと言っても、過言ではないでしょう。

 それにしても蟹江貢。名前からしてなんだかぞくぞくさせられます。海外版の蟹江はルイス・リットという役名で、エキセントリックで気持ち悪い言動で視聴者をイラつかせました。しかし、ルイスは自信家である一方で、愛猫家であったり繊細で小心者な一面も持ち合わせており、どこか憎めない魅力に溢れ、ドラマ終盤には愛されキャラにまで成長しています。


 蟹江は新規のクライアントを探すために、総合格闘技の道場に鈴木を誘いますが、海外版ではテニスに誘う設定になっています。中年で小太りのルイスがドヤ顔でテニスコートでプレイをし、シャワールームを裸でうろつくシーンは見ていてとても滑稽で気持ち悪いのですが、日本版はこれが総合格闘技の道場になるのです。

 ピタピタのユニフォームに身をまとったむっちり体形の蟹江おじさんと、鈴木が密着をして寝技を繰り広げます。本家のテニスシーンよりもよほどきわどく、このシーンの描写は本家をはるかに超えていたように感じました。さらに寝技のシーンが異常に長く感じられたのは気のせいでしょうか。


 蟹江のずるさと、気持ち悪さを小手は見事に表現。同時にどこか憎めない可愛らしさも3話で漂わせていたので、キャラが爆発して人気キャラ、さらにはドラマの見どころになるのが楽しみです。

 ただ、最後に蟹江が総合格闘技の道場で藤ヶ谷とスパーリングをした際、藤ヶ谷が「蟹江が耳に舌を入れてきた」という発言をしていました。それだけはアメリカ版ファンとしては、釈然としません。蟹江はゲイだという話になれば、ストーリーの趣旨も意図も変わってきますし、意味のない差別設定で笑えません。日本版に幻滅してしまいそうなので、そうでないことだけを願っています。

 3話のラストは甲斐と鈴木のペアが『KAMIYA』の国内工場を守り、さらには藤ヶ谷の会社である『BPM』の顧問にもなるというダブル勝利を収めます。しかし、トータルでは甲斐より蟹江が魅せてくれた回となりました

『SUITS』4話は今夜。女性キャラのファッションにも注目!


 このドラマのもうひとつの見どころは、回を重ねるごとにますます気になる主要人物のファッションです。織田裕二のスーツ姿はもちろんですが、女性陣も負けていません。

 弁護士事務所の代表を務める、幸村チカ(鈴木保奈美)は、毎回洗練されたコーデにティファニーのアクセサリーできめています。リボンやフリルからレザーのタイトスカートまで、素材やシルエット、アクセサリーでバランスを見事にとって着こなしています。


 幸村が洗練された大人のオフィスコーデ(ちょっとバブリー)なのに対し、玉井伽耶子(中村アン)は健康的でちょっぴりセクシーな肌見せ、澤真琴(新木優子)は清潔感あふれるフレッシュなオフィスコーデを披露しています。世代、キャラにマッチしたオフィスファッションは見ていてとても楽しめて、参考になります。

 さあ今夜放送の第4話はどんな展開に? 第3話では少々影が薄かった、織田裕二の活躍にも期待です。

<文/瀧戸詠未>




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