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はあちゅうが“夫婦インスタ”に込めた想い。「愛する人のことを堂々と語りたい」 

はあちゅうインタビュー 前篇】

 今年7月、AV男優しみけんさんとの事実婚が話題となった作家のはあちゅうさん。9月24日に赤裸々な夫婦生活を可愛い猿のイラストで綴ったインスタアカウント「旦那観察日記」を開設して以来、フォロワー数は3.4万(11月1日現在)に達しており、若い女性を中心に人気を集めています。

はあちゅうさん

はあちゅうさん

 インタビュー前編となる今回は、はあちゅうさんがイラストに込めた想いや反響、しみけんさんとの関係の変化について伺いました。

ポップな方法で堂々といちゃいちゃしていきたい


――そもそも、「旦那観察日記」を始めたきっかけは?

はあちゅう:事実婚の発表を機に、彼のライフスタイルを身近に感じてもらえるような発信をしたいと思ったんです。と言っても、彼は女性ファンも多いですし、自分のプライベートを晒すことにはあんまり乗り気じゃなくて。私より7つ年上ですし、昭和的な堅い価値観を持っている面もあって、ラブラブな様子を公にアップすること自体に抵抗があったんです。でも私は逆で。


――人前でのろけることに抵抗がない?

はあちゅう:小学生から中学生までは海外に住んでいたので、堂々といちゃつくことはかっこいいことだと学生時代から思ってきました。だから、なかなか彼氏を親に紹介できないとか、人前で奥さんを卑下するとか、そういう昔の日本的な価値観がすごく嫌で。

だから最近、ZOZOの前澤社長と女優の剛力彩芽さんが交際をオープンにしたのを見て、ようやく日本にも変革期が訪れたんだと感じましたね。そうやって批判を浴びながらも時代を切り開いてくれる存在が、今この時代にいることを心強く感じるし、私もそっち側でありたい。愛する人のことを堂々と語れないってすごく不自由な社会だから、ポップな方法を使いながらそういう想いを伝えていけたらな、と思っています。


愛情がないと猿は描けない


――インスタの投稿を転載しはじめたアメーバブログでも1日に70万アクセスを超えるなど、大きな注目を集めていますね。最初からこんなに反響が大きくなると予想はしていましたか?

はあちゅう:まったく予想していませんでした。だって、もともと「ふたりの間だけの猿」だったんですよ。付き合った頃から私がよく置き手紙の隅っこ描いていた猿を、彼がすごく気に入ってくれていたんです。たまたま1カ月くらい前にiPadを手に入れたので、インスタグラムに「iPad練習用アカウント」を開設して、そこにたまたま猿を2~3枚アップしたら、すぐにいい反応がきて、今に至るという……。

スラスラと猿を描くはあちゅうさん

「実はひとつのエピソードに1時間近くかけることもあるんです。絵が苦手なので、何回も描き直していて……」と言いながらも、スラスラと猿を描くはあちゅうさん。「目の位置がずれると、一気に可愛くなくなっちゃうんですよね。足の短さとか頭の大きさとかもこだわっています」

――失礼ながら、はあちゅうさんといえば「炎上」というイメージが強いですが、インスタのコメントはどれも好意的に見えます。

はあちゅう:インスタグラムというプラットフォームの特性なのか、今のところネガティブなコメントはほとんど付いていないです。むしろ、うれしくなるようなコメントばかりですね。特に人気があった、私が落ち込んでいる時にけんちゃんがぎゅっとしてくれるという投稿には、「彼氏にシェアして私もやってもらいます」ってメッセージがたくさんきました。


あと、私がけんちゃんに鼻くそをくっつけられたり、お尻の穴を見せられたりという下ネタ系の投稿に対しても、「実はうちもそうで……」とか。自分からさらけ出してみると、相手もオープンになってくれるんだな、と感じました。一番多いのは、「これまで夫(彼氏)のことをあまり細かく観察してこなかったけど、これを機にもう一度相手を見つめ直してみたいと思います」というコメントですね。


――たしかに、ふたりだけの遊びや、相手の習慣が自分の習慣になっていくエピソードに共感する人は多いと思います。何より幸せそうで羨ましいです……。

はあちゅう:もちろん、毎日一緒にいて楽しいことばかりあるわけじゃないですよ。価値観の違いで喧嘩することもあるけれど、どんなことにも「面白がる視点」は持っておきたいと思っています。だって、愛情がないとあの猿、可愛くなくなっちゃうんですよ(笑)。嫌いになったら描けない。


――できるだけ相手のいいところを見るようにする、ということでしょうか。

はあちゅう:人って絶対いい面と悪い面があって、でも実は悪い面の裏返しがいい面だったりするじゃないですか。たとえば私はすごくせっかちなんですけど、その反面、行動力はすごいんです。強みと弱みは表裏一体。嫌だと思ったことだって、漫画に昇華できたらそれはいいことになるんです。

――そういうお話、これまでもはあちゅうさんはたびたび発信されていますよね。

はあちゅう:はい。自己啓発系の本を書いているので、そのなかでストレートな言葉を使って何度も伝えてきました。でも、具体的なエピソードを漫画という形に落とし込むことで、人の記憶にスッと入っていくみたいなんですよね。これまで届かなかった人にも届くようになったり、漫画きっかけで本にも興味を持ってもらえたらうれしいな、と思っています。

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相手がこの人じゃなきゃ、この漫画は描けなかった

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