バーバリーのコートも1万円台からある♪「古着」の狙い目アイテム3選/バイヤーMB
ファッションバイヤーのMBです。
あなたは「古着」を買ったことありますか?
「古着ってなんか汚い感じ」
「スウェットにデニムにニット帽かぶったサブカル女子のイメージ」
そんなふうに、なんとなく抵抗を持っている方も少なくないと思いますが・・・審美眼さえあれば賢く良品を手にする最大の裏技となるのが古着の世界。今回は街の古着屋さんなどでも比較的手に入りやすいおすすめ3点をピックアップ。モノ選び&着こなしの参考にしてみてください。
まずは古着の定番ライナーコート。モッズコートやM65などミリタリーコートの中に入れる、取り外し可能なインナーがこの「ライナーコート」です。ごちゃごちゃとポケットやワッペンなどデザインが入ったミリタリーアイテムと異なり、インナー用だけに極めてシンプル。デザインはキルティングのカットくらいのもの。どんなアイテムとも合わせやすく、かつ中綿入りで防寒性があるものも多いのが特徴です。
ライナーコートはメンズライクなオーバーサイズのものが多く、皆ショルダーラインが落ち気味、またインナー用だけに襟などのデザインがなく胸元はパックリと開いています。肩がずり落ちているようなルーズ感と首まわりのラインが強調され、ミリタリーなのにどこか色気を感じるのがライナーコートの良いところです。
ただし、ニットやスキニーやとろみ感のあるワイドパンツと合わせること。チノパンやインディゴデニム、スウェットなどに合わせると、単に古着が好きなサブカル女子になってしまうので注意しましょう。スタイリッシュに見せることを忘れなければ防寒性も色気も合わせやすさもある強い味方となってくれるでしょう。
値段は状態やデザインによってまちまちですが、安いものなら5000円程度で購入可能です。
色気と防寒性を両立したライナーコート
体型を隠せるメンズのアランニット
続いて古着のアランニット。アランニットを見るとなぜか無性にタータンチェックのスカートを合わせたくなる方がいますが、シルエットに気をつけないとリカちゃん人形みたいになっちゃうので注意。温かみのあるクラシカルな表情だけにここはモダンな黒スキニーがテッパンです。 温かみのあるトップスにこれまた温かみのあるボトムスを合わせると途端に「田舎臭く」なるもの。ミリタリーアウターにミリタリーパンツを合わせたり、メンズライクなトップスにこれまたメンズライクなボトムスを合わせたりすると、Too Muchとなりバランス感がなくなるのと同じです。 「甘辛コーデ」なんて言葉がある通り、ファッションはバランス必須。温かみのある古着には、クールでモダンなものを合わせるのがセオリーです。 新品で買うと1万、2万円するようなウール素材の凝った編み地のものも、数千円で手にはいるのが古着の良いところ。おすすめはメンズサイズです。メンズのオーバーサイズのアランニットは体型の凹凸を綺麗に隠してくれる。スキニーを合わせてメリハリをつければルーズな印象もなくレディーライクなイメージになります。ただし通販で購入する際には汚れに注意です。
憧れのバーバリーが激安で買える
最後は定番のトレンチコート。雲の上の存在であるバーバリーやアクアスキュータムのトレンチコートも、安い場合は1万、2万円程度から買えちゃうのが古着の世界。「古着なんて」と抵抗感を持つ人にこそ是非手にとって欲しいのが古着トレンチです。 ヴィンテージのトレンチは良い具合にくたびれており、新品のフォーマル感がなくなっているのがメリット。落ち感のあるものが多く、ビジネス感やフォーマル感のないトレンチを安く手にすることができます。(ひと昔前に流行った「テロンチ」のイメージですね) トレンチの場合、えり裏の汚れなどをしっかりチェックすると良いでしょう。 最後に古着は「匂い」が気になると思いますが、あれは体臭などではなく防虫剤の匂い。保管する際に防虫剤を目一杯かけられるのでその匂いが残ってるだけです。一度クリーニングにかければ大概は気にならなくなりますので着用前に忘れずに。 また「古着」は、実際に誰かが袖を通したモノ以外にも、「デッドストック」と呼ばれる売れ残りの新品も多いです。ミリタリーなどは結構な割合でデッドストック品が並んでいますので、「軍人さんが着ていたんじゃ・・・」なんて心配は案外無用だったりします。抵抗感もあると思いますが、賢く良品が手にはいる古着の世界。是非試してみてください。 <文/MB> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】