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4股5股は当たり前、“オープンな関係”で結婚の相性をためす人たち

結婚の相性を見るために、20人と同時交際

 私の合いの男性(30代のハリウッド関係者)は20人以上もの相手と器用に楽しみ、まるでジャグリング状態。同時に関係している複数の女性をときどき自宅に招き、みんなでBBQを楽しんだりもしているのです。しかも彼に関係している女性同士も皆とても仲良し。 バルーンリリース なぜここまでピースなのかというと、この男性は相手の女性一人ひとりに「キミのことは特別。誰よりも愛しているよ」と言い聞かせて、彼女の自尊心を常に高めているのだそう。  他にも「僕の女友達がキミのことをすごく気に入っているよ」「キミは女性からも人気なんだよ」というようなセリフをそれぞれの女友達(彼に関係している女性陣すべて)にいつも耳元で囁いているので彼女達も悪い気はしないようです。こういったマメな努力を平等にしているからこそ、ピースなオープンリレーションシップがキープできるのですねぇ。まるで雑誌『プレイボーイ』の創刊者、ヒュー・へフナー(故人)のようです。  一見、テキトーに遊んでいるように見えるこの男性ですが、実はこのような関係を通して「誰が自分の結婚相手にふさわしいか見極めているんだ」とポツリ。その意外性に驚きを隠せませんでした。

NYではさらにビジネスライクな関係

 カリフォルニアではこの特殊な関係をゆる~く楽しんでいるようですが、反対側のニューヨークはもっと真剣。とくに20,30代の女性は将来の結婚相手を見つけるために、積極的にオープンリレーションシップの世界に飛び込んでいくようです。日本人並みに忙しいニューヨーカーは、アフター5や休日には、複数の異性とデートの予定をぎっしり入れているのが普通だとか……。 Christmas tree in New York ブルックリン在住の30代女性は毎日遅くまで仕事に励むグラフィックデザイナー。たまに早く仕事が終わるとすぐさまデートの約束を取り付けているようです。仕事を通して異性に出会うチャンスも多くモテるのに、休日はなるべく新しい出会いを求めてデートサイトにも登録。そこで知り合った異性と積極的にデートを楽しんでいるそう。  彼女のスケジュールの入れ方は半端なく、例えばランチとディナーの間に3時間ほど空き時間があれば、誰かを呼びつけてカフェでデートを楽しむといった具合。バイタリティーが半端ないですね。  もちろん、彼女とデートする男性も複数の女性と同時進行中。そんな状況で一人に絞るのは難しそうと思いきや、「相手も同じ立場だから話も早いし無駄がないの」とかなりドライ。  なぜこんなにデートに真剣かというと、限られた時間にできるだけ多くの異性と時間を共にして、その中から自分にふさわしい理想の結婚相手を選びたいからだそう。

日本にもオープンリレーションシップ肯定派が増えるかも

 日本ではなかなか結婚に踏み切れないアラサーやアラフォーが増加中ですが、その原因として相手を選びすぎたり、恋に臆病になっていることが指摘されています。一方でそのベクトルとは真逆のオープンリレーションシップですが、最近日本でも肯定的に捉えてゲームのように楽しんでいる人達が徐々に増えているようです。  恋愛を一途に楽しみたいという人にはかなりスリリングな関係性ですが、異性と親密な関係を始めるのに躊躇している人にとってはハードルが低く、気負いなく始められるカジュアルな男女交際ともいえます。万が一、オープンリレーションシップのお誘いがあったら、お試しでトライしてはいかがでしょうか? 別世界を覗く良いきっかけになるかもしれませんね。 <文/Momo Takahashi>
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