ギャル系の姉にお金を盗まれた。姉に甘い母の言ったショックな一言とは…
今や大学時代にとっては欠かせないイベントとなっている卒業旅行。
就職すると長い休みがなかなか取れないため、この機会に友達と海外旅行をしようと計画を立てている人も多いのではないでしょうか。
「私も同じサークルの友達3人とハワイ旅行の計画を卒業の1年前から立てていました。だから、それに向けてバイト代から費用を少しずつ貯めていたんです」
そう振り返るのは浅村留美さん(仮名・29歳/通信関連会社)。母子家庭だったこともあり、大学には奨学金で通い、小遣いもカフェのバイトなどをして自分で稼ぐ苦学生でした。
「生活が大変なのを知っていたので母の負担になりたくなかったんです。ただ、大学とバイトで大変だったからこそ卒業旅行は思い切り楽しみたいと思っていたんです」
パンフレットを見ながら友達と何度も話し合ってツアーを決め、大学4年の12月上旬の某日、一緒に旅行会社に申し込みに行く予定でした。ところが、その直前に悲劇が彼女を襲います。
「費用分の15万円は、封筒に入れて自宅の私の机の引き出しに入れておいたんです。でも、そのお金がどこかに消えてしまったんです」
けれども、それが誰の仕業によるものかは、容易に想像がついたそうです。実は、犯人は2歳年上の留美さんの姉でした。
「姉は専門学校進学後にキャバクラでバイトを始め、そのまま学校は中退。彼氏と同棲すると家も出ていってしまい、以来実家にはほとんど戻ってきませんでした。でも、その姉がお金が消える直前、実家に久々に顔を出したんです」
ギャル系だった姉とは子供のころから仲は悪く、このときもバイトがあったため、軽く言葉を交わした程度でした。留美さんによると、小遣いを姉に盗まれたことが何度があり、自分から避けるようになったといいます。
「姉は同棲相手だった彼氏ともすぐ別れ、ホスト遊びやブランド物を買い漁ったりと金遣いが荒かったんです。母に何度もお金の無心の電話が来ていましたし、姉には甘い母がこっそりお金を振り込んでいることも知っていました」
引き出しに入れていた15万円がないことに気づき、すぐに姉にLINEでメッセージを送ったそうですが最初はしらばっくれていたとか。
ですが、言い逃れができないと分かると、「後で返すから!」と返信が届いたまま後は既読スルー。電話も何度かけても出てくれなかったそうです。
「母に話すか悩みましたが金額が大きかったですし、私自身も姉に対する怒りもあって報告しました。母は私に何度も謝ってくれましたが、『お姉ちゃんのことを許してあげて』と言われたのはショックでした」

自宅の机の引き出しから消えた15万円

お金を盗んでバックレた姉

写真はイメージです(以下同じ)
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