「酔っ払ってトイレのウォシュレットであわや溺死?」それが人生の転機になった理由
本気で挑むほど、何かと失敗談が付きまとってしまう合コン。
「もう『これは!』と思って気合いを入れまくりました。実際、列席した男性陣はみんな大手の事務所に勤める若手有望株といった人たちばかりで、ルックスも上々。私なんかが相手にされないとわかっていましたが、テンションが上がらずにはいられませんでした」
その日のF美さんは、どうにかして会話をはずませようと、普段はそんなに多量には飲めないお酒をガンガンあおりました。結果は、もちろんベロベロ。開始1時間で完全なグロッキー状態に。
合コンどころかトイレとお友達になってしまい、席に戻ることすらままならなかったと言います。
「さらに最悪なことに、顔を便器に突っ込んで吐いていたら、ボタンを誤って押してしまったのか、ウォシュレットが作動してしまったんです」
その時、大きく口を開けていたF美さん。その口内にウォシュレットがロックオンし、勢い良く噴出! のど奥にウォシュレットの水圧が突き刺さったF美さんは、そこで「溺れ死ぬ」という予感が頭をよぎったそうです。
「もう完全にパニックでしたね。『助けてー!!!!』って、その場で気づいたら叫んでいました。ウォシュレットの水で服がぐっしょり濡れたばかりか、メイクも完全に落ちてしまって……。合コンの席に戻ることはもう不可能で、便器の片隅でずっとメソメソ泣いていました」
ところが、そんな時に救世主が現れました。F美さんが戻って来ないのを心配した、合コン相手のE男さん。田中圭ばりの爽やかな若手弁護士で、F美さんにとっては一番の好みのタイプ。
彼が助けに来てくれたのは嬉しかったけれど、とんでもない醜態をさらしているという事実。メイクがドロドロに溶けたF美さんは、この時に人生終わったと感じたそうです。
「好みのイケメンにあんな姿を見られて、あの時の絶望たるや言葉にできません。しかしE男はひじょうに冷静にテキパキと私を介抱し、合コン途中だったにも関わらず私をタクシーで自宅まで送り届けてくれたのです」
派遣社員として働いているF美さん(32)は、婚活のために一時期、驚くほどの回数の合コンに行っていたと言います。
「ちょうど30歳になる手前くらいでしたね。やっぱり年齢的なものもあって、彼氏がいないという状況にあせっていました。何が何でも結果を出すぞと勇み足になっては、ターゲットの男には相手にもされなかったんですけど」
F美さんは清潔感もあり、誠実そうな人柄が透けて見える女性ですが、決して華やかな美人というタイプではありません。ゆえに、合コンでもモテるということはあまりなく、毎度空振りという状況が続いてしまったそうです。
そんな時に、友人から「弁護士との合コン」という何とも美味しいセッティングの話を持ち掛けられたとか。
会話をはずませようと飲み過ぎてベロベロに…
田中圭似の合コン相手が登場
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