そして別々のホテルに泊まる事になると、Mさんは急に冷めた態度になり『これで適当に東京まで帰ってね』と3万円を渡すと『またお店でね~』とタクシーに乗って行ってしまいました。
「北海道まで連れてきておいて…現地解散かよ! とあきれましたね。まぁしつこく誘われるよりマシですが…」

翌日、吹雪は止んで飛行機は飛んでいましたが、満席でチケットがなかなか取れそうになかったので陸路で10時間近くかけて東京まで帰って来たという咲子さん。
「仕方ないので仕事は休みました。新幹線に揺られながら“何で私、こんなところに居るんだろう?”と思いながら何個も駅弁を食べて、その度にインスタにアップしながら帰りましたね…めちゃくちゃ腰が痛くなりましたし、ヘトヘトに疲れました」
やっとの思いで東京に到着。さっそくママのところにお土産の生チョコを届けに行き、この件をチクると…。
「きっと同情してくれると思ったら『Mさんは大事なお客さんんなのに…何してくれたの!』とママに烈火のごとく怒られてしまって結局クビになってしまいました。
あの感じだと、もしかしたらママとMさんは出来ていたのかもしれません…」
今でも、仕事帰りにスナックの前を通る度にイラッとしてしまう咲子さんなのでした。
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冬に起きたトホホなエピソード―
<文&イラスト/鈴木詩子>
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漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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