恐怖の手作りバレンタイン。彼もドン引きした“絶対もらいたくないチョコ”とは
今年も街がバレンタインでにぎわう中、「チョコレートの手作りだけは絶対にしない!」と強く口にする女性がいます。裕実さん(仮名・31歳)です。
「あれは20歳のバレンタインのとき。大学生だった私は、とある繁華街の居酒屋でアルバイトをしていました。そこに来る常連のお客さんのことを好きになった私は、思い切ってバレンタインに告白することを決めました」
裕実さんが同じバイト仲間のMさんに相談すると、彼女も大学の先輩に告白したいということで、一緒に手作りする流れになりました。
「でも、当時の私たちの家はワンルーム。キッチンは温度が全然上がらない昔の電気コンロだったので、バイト先の店長にお願いして、居酒屋の厨房を営業時間前に貸してもらうことにしたんです」
早速、材料を買いに行った裕実さんと友人。2人ともバイトではホール担当なので料理は素人同然。ドタバタのチョコレート作りが始まったそうです……。
「作ろうとしたのは生チョコ。チョコレートを砕いて、熱した生クリームを入れて冷蔵庫で冷やすだけなのですが、いきなり失敗しました。まず、チョコレートを砕くのに業務用の大きい包丁しかなくて、細かく切れなくてダマが残ってしまったんです。それでも溶かせば同じだろうと生クリームを熱したら、厨房の火力が強すぎて鍋から吹きこぼれ! さらに近くに置いていたレシピに火が移りボヤ騒ぎに!」
レシピは燃えるわ、生クリームは半分以上吹きこぼれるわの大惨事。そうこうするうちに材料の生クリームがなくなってしまい、代わりに冷蔵庫にあった牛乳を少し入れたチョコを冷蔵庫で固めたという2人。
数時間後、できあがったチョコレートを見て裕実さん達は衝撃を受けました。
(※以下、食事中・食事前の方はご注意ください)
「チョコというか……ゆるめのウ◯チ? 牛乳を入れたせいか全然固まらなくてベタベタしてるんです。Mちゃんと『さすがにこれはあげられないね…』と、急きょ作りなおすことに。
2度目に作ったのは、市販のクッキーに溶かしたチョコをつけただけの簡単なもの。それでもさっきのゆるウ◯チチョコよりは大分マシにできたので、ラッピングすることに。ラッピングはカワイイものを買っていたので、見た目だけはイイ感じに仕上がったんです」
そしてバレンタイン当日、裕実さんは意中の相手を呼び出しました。
ボヤにレシピ炎上! ドタバタのチョコ作り…
バレンタイン当日、作り直したチョコで勝負をかけた
1
2