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チェックコートの色合わせ、買い物する時に徹底するべきルールとは?

ベージュで濃淡を作っても

 これをもっと発展させたい場合は、ベージュでシェード、つまり濃淡を作ります。もっと濃いブラウンに傾けてもいいですし、逆に薄いオフホワイト方向へ持っていってもいいでしょう。  そう考えると、靴はオフホワイトのパンプスでもいいし、バッグはブラウンのものでもいいということになります。
チェックの色合わせ

ベージュと濃いブラウンで濃淡をつけても ※画像:WEAR

買い物する時にはチェックで使われている色のものを徹底

 自分のもう既に持っている、またはこれから買うコートを中心にブラウスやシャツ、スカート、パンツ、バッグ、靴までアイテムをそろえていけば、色合わせで悩む必要がなくなります。  例えば通勤のためにバーバリーチェックが使われたバーバリーのトレンチコートを買ったとしたら、このチェックに使われている、白、黒、ベージュ、赤のものを徹底して集めていきます。コートを着るときにはいつでもこのそろえたものから選んでいけば、色で失敗するということはありません。
チェックの色合わせ

バーバリーチェックの白、黒、ベージュ、赤のアイテムを集めていけば失敗なし ※画像:WEAR

 色で失敗することがないのみならず、色が決まっているので買い物も楽ですし、毎日のスタイルを考える時間も短縮できます。  よほど特殊なものを選ばない限り、トレンチコートの裏地が派手すぎるということはありませんから、ほとんどのコートでこの手法は使えますので、これからの季節、何を買いたしたらいいか悩んでいる場合は、色についてはこのとおりにするといいでしょう。

丈が短くハイウエスト気味のトレンチコートは古臭く感じられるかも

チェックの色合わせ

色はチェック柄に合わせて。シルエットは適度なゆとりのあるものを ※画像:WEAR

 シルエットについては、タイトなシルエットから適度なゆとりのあるシルエットに変化したのはここ3,4年のことなので、この間に買ったものについては気にしないでも大丈夫です。  ただ、トレンチコートに関しては、丈が短くハイウエスト気味で、中に薄いセーターぐらいしか着られないようなものは今の気分ではないことは確かですので、そのようなシルエットのコートを着ると古臭く感じられることは否めません。  2019年春夏のバーバリーのコレクションでは、このバーバリーチェックで使われている色だけで全体を構成するということが繰り返し提案されているので、いろいろな例を見たい場合は、コレクションを参考にするといいでしょう。 <文/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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