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親になり、夫への恋愛感情が“死んだ”。倦怠期は夫婦の終わり?

ついに、外で好きな男性ができてしまった

 いろいろあったが、娘が中学生になった1年半ほど前のこと。 「私に好きな人ができたんです。私のいる部署に異動してきた2歳年下の人。一緒に仕事をしているうちにお互いに意識するようになって」 軽く1杯 ときどき帰りに軽く1杯、飲みにいくようになった。夫が早く帰ってきてくれるときは、彼と夕食をとることも。互いに家庭があるから、深い関係になってはいけないと思っていた。 「だけど、自分の気持ちを抑えるのってものすごくストレスがたまるんですよね。あるとき、私、酔っ払って『あなたのことが本当に好きなの』と、路上で抱きついてキスしてしまったんです。翌日、彼は何もなかったかのように振る舞ってくれたけど、帰り際、『僕も本気で好き』と私の耳元で囁(ささや)いていきました」  さて、これからどうしよう。マチコさんは考えた。夫はいい人だ。娘は宝物。家庭を捨てることは考えられなかった。彼も同じだろう。

「1回だけ抱き合ってみよう」と提案したけれど……

「次に彼に会ったとき、私たちはどうすればいいんだろうねと話しました。だけどもう、会話が成り立たないくらいお互いがお互いを欲しているのがわかる。そこで提案したんです。1回だけ抱き合ってみよう、と。それで友だち関係に戻る。またいつか我慢できなくなったら、1回だけしてみる。そうやって欲望を解消しながら、ある種のパートナーシップを作っていくこともできるのではないか、と」 不倫 夫にバレるかもしれないとは考えなかった。たった1回のことだから。そしてふたりは、1度だけの約束でホテルへ行った。 「バカですよね、今思えば。すごく好きなんだから、1度したら、またしたくなるに決まってる。そこを考えなかった(笑)」  欲望を抑えるのは想像以上に大変だったのだ。ふたりは3日連続でホテルへ行った。
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3日めの夜、帰宅した妻を待っていたのは……
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