「私は今、秋田の実家の近くでアパートの一室を借りてネイルサロンを開いているんですが、東京暮らしの彼の実家も東北なんです。
連休中に実家に遊びに行かせていた子どもたちを迎えに行くから、ついでに私とランチしたいと言ってきて。車で長距離を運転してきたから息抜きしたいってことだったんです」
10年ぶりの再会に心がときめかないこともなかったけれど、相手は妻子持ちで一度はフラられている男。ガードを最大限に固めてランチに向かった吉田さんでしたが……。
「汗かいたからシャワー貸してよ」でいきなりのハグ&キス
「ランチ後に仕事場のサロンの前まで送ってもらって、そこでお別れしようと思っていたんです。そしたら車から降りてついてきて、『汗かいたから里ちゃんのサロンでシャワー貸してよ』と言われていきなりのハグ、そしてキス。
動転してましたよ、内心は。でも、そこは私ももうアラフィフですし、大人の女の余裕を見せて『ありがとう女として扱ってくれて。けどごめんね、奥さんいる人とは絶対無理。不倫とかありえないから!』って笑顔できっぱり断ってやりました(笑)」
思わせぶりな態度は変わらず。23歳から33歳になっても年下は年下のまま。いつまで経っても成長しないかわい子ちゃんのままだった彼に「あぁ、あの時フラれておいて良かった」と感謝した吉田さんなのでした。
―シリーズ「
年下男子と付き合ってみたら…」―
<文/アメリカ在住・橘エコ イラスト/ただりえこ>
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アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。