「私も趣味を一緒に楽しむ異性の友人がいますよ。
いつもは数人のグループで行動しているけど、たまにその中の男性とふたりだけということもある」
ミユキさん(46歳)はそう言う。18歳のひとり息子は遠方の大学に入学して、今は夫とふたり暮らし。彼女は週に一度はカラオケに行き、月に一度は落語を聴きにいく。

「それぞれ別の友だちです。落語友だちはネットで知り合ったんです。ひとりで行ってもいいけど、やっぱりおもしろさを分かち合いたくて。帰りに一杯やりながら話したり、酔い覚ましに夜の公園のベンチに座りながら話したりしたこともあります」
夫には夫の趣味がある。「夫は趣味で卓球をしていますが、やはり仲のいい女友だちがいると思います」
もちろん個人差は大きいが、「私の周りでは、
わざわざ不倫関係になってめんどうなことになるより、長く友だちづきあいをしたほうがずっと楽しいという意見が多い」そうだ。
男女の関係は、どこでどうなるかわからない。友だちだと思っていた人と、ある日突然、やはり恋だったんだと気づくこともあるだろうし、気づいたからといってそのまま恋に発展するわけでもない。
「友情なのか恋愛なのかとカテゴライズしなくてもいいと思うんですよ。肉体関係があっても、友だちかもしれないし。そういう枠を取り払って、親しくなれる人との縁を大事にしていく。大人だからこそ、そういうことができるんじゃないでしょうか」
これは恋愛、これは友だち。そんなふうに簡単に名前をつけられない関係を楽しむのが大人ならではかもしれない。
<文/亀山早苗>
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