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博多大吉と赤江アナの“デート”報道に「既婚者の友情ってそんなにダメ?」の声

亀山早苗の不倫時評――博多大吉(48)・赤江珠緒(44)の巻>  次々と報道される有名人の“不倫”。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

「添い寝デート」「芝生ベッド」報道に悪意を感じてしまう

 フリーアナウンサーの赤江珠緒さん(44)と、お笑い芸人の博多大吉さん(48)との「お花見デート」が4月19日発売の『FRIDAY』に掲載された。2人はともに既婚者で、世間ではこれが“ダブル不倫”なのかそうでないのか、物議を醸しているようだ。  赤江さんがオビでもっているラジオ番組で、日替わりパートナーを務めている大吉さん。別の曜日にはピエール瀧さんもいた。そんなこんなで「番組もいろいろあって」「話をしていた」(赤江氏)とのことらしい。ランチをとってお互いにまだ時間があったし、天気もよかったので店からほど近い公園で花見でもしようということになったらしい。  お腹はいっぱい、空は青空、互いに多忙な日常の中で、ふと訪れた気心の知れた相手とのつかの間の休息。40代男女、そりゃ気持ちもオープンになって寝転ぶでしょう。  もともと仲がいいとされるふたりだが、公園で寝転んでしゃべっていたら「添い寝デート」とは、あまりに悪意がありすぎるというもの。
 寝転んで顔を見合わせたら、そんな角度で配偶者でもない異性を見ることなんてめったにないからドキッとすると、わざわざ再現までしていた番組もあるようだが、そんなもん、当事者にしかわからない事情がある、ほっとけ、と言いたくなった。深い関係にない既婚男女に友情や、恋愛ではない愛情が育まれるのは、そんなに非難されるようなことなのだろうか。  人は男女が接近するとすぐに肉体関係を疑う。そして肉体関係があると「不倫」だとバッシングする。恋愛感情がなくても肉体関係はもつ可能性だってある。では、プラトニックな恋愛だったら許されるのか。どちらかの肉体的理由で性交渉ができないとしたら、それは恋愛ではないのか。恋愛か友情かの線引きは誰がするのか。男女を巡る判断はむずかしい。  などということを踏まえつつ、既婚女性たちに「異性とのつきあい方」を聞いてみた。

「異性の散歩仲間がいるけど、それっていけないの?」

 カホさん(44歳)は、ときどき同僚のコウタさん(46歳)と夕食をともにしたあと、一緒に街を散歩する。ときには1時間くらいうろうろすることも。 「実はふたりとも散歩好き。趣味が一致しただけなんです。一緒に歩きながら仕事の話をしたり、家庭の愚痴を言ったり(笑)。今度はこの街を探索しようと話すこともあります。私たちは会社でも、一緒に散歩していることを隠しているわけでもないし、かといって声高に言っているわけでもない。ただ、誰かに見られたら、不倫だと噂されるのかもしれませんね
散歩をする男女

写真はイメージです(以下同じ)

 カホさんもコウタさんも、配偶者は散歩好きではないため、街歩き仲間として貴重な存在だと思っている。 「彼のことは人として好きだけど、恋愛感情はありませんよ。既婚だからこそ、お互いの立場もわかって友情が芽生えるということもあるんじゃないですか? 既婚者は異性の友人がいたらいけないの? なんだか不自由な世の中だなと今回の赤江さんの件を聞いて思いました」
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大人だから成り立つ、異性との関係
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