東大女子、ゆるふわお嬢様大学生に対抗して痛すぎるファッションで自爆…
ゲタに男もの着物で「金田一耕助」と呼ばれた
「浅草の着物屋さんで男性用着物とゲタを調達し、大正時代の書生のような格好で大学に行くようになりました。江戸川乱歩と横溝正史のミステリが大好きだったので、いっそそれをイメージしたファッションにすればいいんじゃないかと思って…。
その格好でサークルの練習にも参加していたんですけど、当然浮きまくってましたね。今思えばかなり遠巻きにされていました」
ちなみにキャンパスを行き交う東大女子たちのファッションはといえば、一言で言えば「くすんでる」ファッションが多かったそうです。
チェックのネルシャツにGパン+黒ぶちメガネのような「THE・オタク」系や、昭和っぽいダボッとした服装、はたまた「デキる女」感のあるパリッとしたイケ女かと思いきや爪は全く手入れしていない…というようなタイプとのこと。
その中でもユウコさんの男もの和服はやはり異彩を放っていたようで…。
「さすがに就活を始める頃には自分を客観的に見られるようになり、『これはヤバすぎる』と、あれほど嫌っていたゆるふわ系ファッションに変えました。でも、時すでに遅し。
いまだに当時のサークル友達に会うと、『あんた、後輩から金田一耕助って呼ばれてたよ』とか『着物で大学を歩いてたのはあんたと落語研究会の男の子くらい』とめちゃくちゃネタにされます。もう記憶から抹消したい…」
せっかくの大学デビューに花ではなくイタファッションを添えてしまったユウコさん。一時の過ちが延々ネタにされ続けるなんて、恐ろしいことです…。
―ファッション・メイク“黒歴史”エピソード―
<文/小泉ちはる イラスト/やましたともこ> 1
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