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ユニクロ、ZARA、H&Mの強みと弱みの活かし方。GAPは中途半端/バイヤーMB

トレンド感でも品質でもハンパなGAP

 さてそこでGAPはどうか考えてみると、ZARAやH&Mなどではトレンド感に負け、ユニクロには品質に負け、強みがあまり明確ではありません。  そこで値段勝負でGAPは値下げ上等、ガンガンセールをしています。しかし値下げは目先の売上は取れるもののブランド力を下げる麻薬のようなもの。9000円の商品が5000円くらいに落ちてしまっているのを見れば、他のアイテムも誰も元の値段では買わなくなってしまいます。強みがなく打つ手に困り価格訴求に頼りきってるGAPには負のスパイラルが待っている予感がします。

ZARA、H&M、ユニクロの強み・弱みの活かし方

 さて没落のGAPをきっかけに、こうして分析してみるとファストファッションにもそれぞれ特徴があることが理解できるでしょう。定番で良い物を買いたい時はユニクロ、トレンド感のあるものを買いたい時はZARA、H&M、自分のコーディネートや必要なアイテムに合わせて賢くブランドを選ぶことが重要です。  またH&Mには高価格帯であるCOS、ユニクロにはトレンド性を特化したユニクロUなどそれぞれに自分たちの弱みをカバーする別ラインも設けています。  H&Mの弱みはトレンド性はあるけれどクオリティが低いこと、そこでCOSは価格帯をあげてトレンドだけでなくクオリティの高いものを提案。H&Mの規模感が前提としてあるのでハイブランド品顔負けの品質が従来の半額以下で手に入ると人気です。
 他方ユニクロもトレンド性のなさを補完するためユニクロUなどのデザイナーズコラボを盛んに行なっています。世界トップクラスのデザイナーであるクリストフルメールをデザイナーとして招致し、ユニクロ価格で高い品質とトレンドを目指した理想的な服を提案しています。  こうして考えてみるとハイデザインものも、トレンドものも、定番ものも、もはやすべてファストファッションでまかなえると言っても過言ではないでしょう。外からみると似たようなブランドが並んでいるようにも思えますが、中身はそれぞれ異なるコンセプトがあり特色があるもの。ショッピングの際には是非このあたりも参考にしてみてください。 <文/MB> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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