カルピス(株)特撰バター450g(有塩)1,574円
※カルピス公式サイトより
あの「カルピス株式会社」から、バターが出ていることご存知でしたか?! 「カルピスバター」は、カルピスを作る工程で分離されたクリームから製造されており、純白色が特徴です。
当初は業務用のみでしたが、1981年から一般向けにも販売。こだわりバターとして名前があがるほどに。
コクがあるのに口どけが良いことや、大量生産ができないこと、華やかな広告宣伝をしないことなどから、「幻のバター」と称されることも。
グラスフェッド・ギー 100g 1,300円(編集部調べ)
ギーとは、無塩の発酵バターを煮詰め、水分・乳たんぱく・乳糖を取り除いた純粋な「乳脂肪」のこと。インドを中心にアジアで古くから作られる「バターオイル」で、
製造の過程で腐敗原因となる成分が除去されているため、常温でも長期間保存ができるという特徴があります。
上質なギーを選べば、一般的なバターや植物油に比べて消化吸収のよい「共役リノール酸」や、ココナッツオイルでおなじみの「中鎖脂肪酸※」が含まれているため、
カラダに蓄積しにくいダイエットオイルとして活用できます。イギリスTIME誌上では
「世界で最も健康的な食品50」に認定されるほど!
※体脂肪になりにくい天然成分
※よつ葉乳業株式会社公式YouTubeチャンネルより
バターのパッケージに、「チャーン製法」などとアピールしているものを見かけますが、なんのことやらわからないですよね。これは、「チャーン」と呼ばれる、昔ながらの伝統的な装置を使って、バターを丁寧に攪拌する製法のこと。
熟練の作業員がじっくり丁寧に作り上げる手作り風のバターで、連続式バターマシンを使用して短時間で作られるバターよりも、
ソフトな口当たりや香りが特徴的です。
エシレ バター 100g ブロック 有塩 1,047円
※エシレ公式サイトより
海外製のバターのパッケージで見かけるマークですが、これらはフランスのAOC(※)に倣って1992年に生まれたヨーロッパの「原産地保護呼称」のこと。つまりは、
これはバターの「原産地」を保証している印です。
気候条件、日照、土壌、植生、飼料、先祖伝来の飼育や生産法などの地域特性が産品に反映されており、その商品が該当する地域できちんと生産されたものであることを証明されているものにしか付けられません。
以上、7つのキーワード、いかがでしたか? 少しマニアックなものも紹介してしまいましたが、
知っておけば、おいしいバターに必ずやたどり着けますよ。バターを探すときは、ぜひ注目してみてくださいね。
※AOC
1905年に始まったフランスの認証制度。産品の原料や品種、飼育や生産方法について規定し、原産地の特徴が明確な産品について呼称の利用を認めて品質を認証するもの
<文、写真/スギアカツキ>
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