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セックスレスで悩んだ時に、絶対にしてはいけないこと/内田春菊

 恋人・夫婦間のコミュニケーションの1つにも関わらず、日本ではセックスレスに悩む男女がとても多いのが現状です。解決策はあるのか、それとも諦めるべきなのか…。  以前、女子SPA!でのインタビューで、恋愛をやめた経緯の中で恋人とのセックスレスにも触れた内田春菊さんに読み解いてもらいました。(以下、内田春菊さんの寄稿です)

全てがなかなかややこしい

「セックスレス」 セックスレスは相手を変えなきゃ治らない。いや、相手を変えて解決しても治ったとは言えませんね……。まずは気づいて相手と話し合い、決断、引継ぎ、全てがなかなかややこしい。  私自身はしたくなくなったら別れたい方なので、セックスレスのままで付き合おうとするセンスは理解できない。なので女性がしたくなくなっているカップルについては悪いけど何も考えがありません。  さらに、 「もうなくていいよ、家族(あるいはパートナー)活動のみで!!」  で落ち着いちゃう人たちもいるようです。日本女性は閉経あたりでレスを完全に諦めるらしいという統計を見たことも。  もちろん若くて子どもが欲しいというような状況だったら早く別れた方がいいと思うけど、当初は「この相手と子を」と思っていたわけですから、切り替えも大変かもしれない。

レスのままずるずる付き合って、時間を無駄にした

 私の少ない男性経験の中で、セックスレスは最初の結婚(20歳)と最後のBFの二回。つらいものですね~。ハラスメントと言っていいと思います。一度目の結婚相手は私を奴隷扱いしていたDV夫で、私はお金を借りて1年8ヶ月目で家出、離婚届け書いてったけど提出まで1年かかった。通報&警官発動歴もあるので面白いけど極端なので、最後のBFの話の方が役に立つかもしれません(1回目の夫の話は「あたしが海に還るまで」という小説参照)。
内田春菊『あたしが海に還るまで』文藝春秋

内田春菊『あたしが海に還るまで』文藝春秋

 そちらはだんだんレスになってなんだかんだ言い訳しだし、最後には、 「内田さん、まだしたいんですか? うちの母なんてその年ではもう絶対にしてなかったですけど」  とまで言いました。ええ、言いました。  何故私を自分の母と比較するのか。  たぶん理由はひとつ。 「恋人でいるのはやめてお母さんになって欲しい」  からです。馬鹿にしてますね。  私は自分の子ども以外のお母さんになる気はさらさらないので、じゃあ別れましょう、と言うと頑張ってするのでズルズルと付き合いが延びてしまっていた。2年くらいそんなことやってた気がします。完全に時間の無駄ですが、もうその頃から次に好きな人が出現しなかったので、恋愛もういいや感が高まって来ていたのかも(現在、恋愛はやめてしまっています)。  でなければ自覚症状はなかったが、がんだったので、そんな元気がなくなっていたのかな? 最後に来た、「もう男と女になれません」というメールを見た時の解放感!! 任期満了に付き終了めでたい!! ああ、スッキリ!!  その後がんが寛解し、三年経った今も恋愛する気は起こりませんが、がんとの関係はよくわからないし、年齢などという個人差の大きいものを加えるとますますわからなくなるので置いといて、もっと汎用性のある方向に考えてみたいと思います。
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しない男の言い訳に腹が立ってきた!
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