それから毎日のように営業後の飲みに連れていかれるようになったといいます。
「もちろん断ってもいいのですが、あまりにも断ると『
この前、来なかったんだから今日は友梨佳ちゃんの番だよ!』と言われて、無理矢理駆り出されました。飲み代は店長が全部出してくれるのでこっちも断りづらいんですよ。
平日でも週に2回は、営業後の早朝から昼近くまで飲んでいましたね。帰る頃にはもうヘトヘトなんですが、そこから夜まで爆睡して、また起きてバイトに向かう……という日がほとんどでした」
だが、これは働き始めた冬の間だけだったと友梨佳さんはいいます。春になると、さらに過酷な飲み会が彼女を襲うのです。
「春から夏にかけて系列店や他店とのレクリエーションとして、
BBQや船上パーティーを毎週のようにやるんです。それも
アルバイトは強制参加、さらにその席では強制一気。もちろん店長も飲むんですが、酔っぱらうと本当に面倒臭くて。
たとえば、服のまま海に飛び込んで服をビショビショにして私達に服を買いに行かせたり、飲み過ぎて先に潰れてしまって会計時に爆睡していたり……。なので、店長にはあまり飲ませないようにしようというのがアルバイトの間で暗黙の了解となっていましたね」
そんな生活が続くと、アルバイトの中には「これが普通なのかな」と思うようになる人もいたのです。