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爆誕・ ジャニーズの中間管理職。「課長!A.B.C-Z」知ってる?

ジャニヲタ歴20年・みきーるのJ-ウォッチ  A.B.C-Zの冠番組「ABChanZoo」(えびちゃんずー・テレビ東京系)の好企画“課長!A.B.C-Z”が気に入っています。これは、まもなく結成11年を迎える彼らを“ジャニーズの中間管理職”ととらえ、交流のある先輩・後輩たちとゲーム対決をしたり、エピソードクイズをするといった試みです。  中間管理職という響きはどこか物悲しく、「上からは叩かれ、下からは突き上げられ……」といったつらいイメージがあるもの。ところが“えび”は、独自の立ち位置を活かして“中間管理職”でなければ引き出せないゲストの良さや、彼らの持ち込み企画を採り入れて、楽しい現場を作っています。

「肺活量相撲」って何?

 全員、課長らしく(?)黒のスーツにメンバーカラーのネクタイを締め、河合郁人さんが司会を担当。戸塚祥太さん、五関晃一さん、橋本良亮さん、塚田僚一さんの4人がゲストとともにゲームに挑みます。  NEWSの小山慶一郎さんが出演した折には、「司会をやることが多いので、バラエティのゲームを経験したい」というリクエストを受け、手探りで箱の中身を当てる「箱の中身はなんだろな?」から、ホースをくわえて息を吹き合い、相手にくさいお茶を飲ませる「肺活量相撲」まで全力でやりきり、“デキる課長ぶり”を発揮するえび。  クイズコーナーでは、小山さんと五関さんが「堂本光一さんの舞台に出演中、(休憩中に眠ってしまって)寝トチリし、光一さんに土下座して謝った」という失敗談が披露され、双方の縁を垣間見ることもできました。

わが道を突き進むA.B.C-Z

 えびのように“先輩っぽくない先輩”、はたまた“後輩っぽくない後輩”というスタンスは、大人アイドル界が成熟したため“生まれるべくして生まれたポジション”なのだと思います。前例のない立ち位置ゆえ、王道の“デビュー組アイドル道”を往かない彼らを心配する向きもありましょう。  しかしながら、アイドルの未来もまた過渡期にあり、今えびが歩んでいる道はひとつの指針になると思うのです。  勢いよくスターダムに駆け上がるのもいいけれど、えびのように魅惑の踊り場で誘惑を続けるスタイルも、またオツなもの。  今夏は8月15日の幕張メッセを皮切りに、コンサートツアーも決まったA.B.C-Z。  彼らの持ち味たるアクロバットも楽しみです。 ==== 校内で一目置かれている、5人の男子のようなA.B.C-Z 放課後、どこにも居場所がないような気がして旧校舎に逃げ込んだ。屋上に続く階段を上ると、踊り場に先輩たちがいた。校内で一目置かれている、5人の男子。  うまく言えないけど、達観と諦観とヤル気を面白そうに飼いならしてる感じの彼らが私は好きだ。ギラギラもキラッキラもしてなくて、星明かりみたいな、やさしい光を放つ人たち。  でも、ずっとここにいてくれるんじゃないかと油断してると、やおら手の届かないところにいってしまいそう。だから、目を離さずに見ていたい。ずっとずっと見ていたい。  A.B.C-Zって、そういう人たちなのだと思います。 <文/みきーる イラスト/二平瑞樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!
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