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スーツにスニーカーは当たり前。ヒールは無理してはかないで

モードをリアルに着る! Vol.87/小林直子】  ファッションの世界、特にモードの世界ではドレスにスニーカーを合わせるのはもう当たり前。  ではスーツにスニーカーは? それはもうクラッシックの領域で、今さら誰もそれが変だとは考えていないほどのものとなっています。
スーツにスニーカー

ドレスにスニーカーを合わせるのは当たり前。ではスーツにスニーカーは?

80年代後半スーツにスニーカーが主流だった

 どれぐらい昔からなのかといったら、メラニー・グリフィスとシガニー・ウィーバーがニューヨークのキャリアウーマンを演じた1988年公開の映画『ワーキングガール』のときにはもう当たり前でした。ということは、もう30年も前からということになります。  80年代後半から90年代に流行ったパワースーツと呼ばれる分厚い肩パッドの入ったスーツにスニーカーを合わせるというのが当時の主流でした。少しファッションに興味のある人だったら、知っている人も多いことでしょう。
スーツにスニーカー

映画『ワーキングガール』のBlu-ray
※画像:Amazonより

 では、それから30年たった今、どんなふうにスーツにスニーカーを合わせたらいいか、何か見本がないかと思って探していたら見つけたのがこのエスカーダのルックです。

働く女性のためのハイパーフェミニンなパワードレッシング

 ドイツのキャリアウーマン御用達ハイブランドのエスカーダ。バーバリー、ハンターに在籍していたナイル・スローンが2017年に新たにグローバルデザインディレクターに就任。2018年9月にニューヨークで行われたコレクションにおいてスローンによる新生エスカーダのお披露目となりました。  そして、このコレクションは映画『ワーキングガール』にインスパイアされたもの。働く女性のためのハイパーフェミニンなパワードレッシングがこれらのデザインの肝なわけです。
 黄色、ピンク、黄緑色の複雑な織地で、金ボタン、4つポケット、ノーカラーにタイトスカートのスーツに、このスーツに使われているのと同じピンクのスニーカー、半透明のピンクの柄のレインコート。ウエストはベルトでマークして、バーバリーで培(つちか)ってきたであろう「おしゃれの基本」をしっかり盛り込んで、隙のない、けれども十分に今風、つまり21世紀のワーキングガールスタイルになっています。  高級な素材、色合わせの徹底、金ボタン、チェーン、バックルのゴールドがハイブランドならではの完璧性を示していて、文句なしのこのルックから、私たちも今風のスーツにスニーカースタイルについて学びましょう。

重要なのは色をそろえること

 まずはスーツです。多くの人が仕事用にスーツを着用することと思いますが、まずこのエスカーダのようなカラフルな色合いの生地のスーツを着用することはないでしょう。仕事の場で着用されるスーツは大体、黒、グレー、紺、白で構成されているのではないでしょうか。  素材はギャバジンやサージなどの梳毛のこともあれば、ツイード、フラノなどの紡毛の生地のこともあるでしょうし、場合によってはチェック、ストライプ、または千鳥格子など、柄物も考えられますが、重要なのはこのエスカーダのスーツルックのように、色をそろえることです。
スーツにスニーカー

重要なのは色をそろえること
※画像:WEARより

 多色になればなるほど遊び着の要素が強まりますので、仕事用でしたら、できれば3色以内を目安にするといいでしょう。  よく、3色以上になる場合、どうしたらいいですかと質問されますが、白と黒の2色は、はみ出しても構いません。白、黒、グレー、赤なら許容範囲ということです。
スーツにスニーカー

仕事用なら、できれば3色以内を目安に
※画像:WEARより

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スニーカーの色合わせは?
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