Lifestyle

ゾゾッ…“オシャレな家”にひそむ病気リスク。危ない家3つの特徴

Case2 リビングで足元が冷える

体の冷えは万病の元! 病は床下からやってくる  天井だけでなく、床にも目を向けたい。もし、リビングで過ごしているときに、足元に冷えを感じるようなら、“家”に問題があるのかもしれない。上郡氏が分析する。
病気になる家

フローリングだと特に冷えやすい。夏は過ごしやすいと考える人もいるかもしれないが、温度を制御しきれていないことが問題だ

「家を建てるとき、床下の冷たい空気が室内にまで伝わらないようにするため、断熱材を用います。取り付け方は『基礎のコンクリート部分に断熱材を貼る“基礎断熱”』と『床板の下に断熱材を敷きこむ“床断熱”』の2通り。前者は外から床下内に空気が通り抜けにくいのに対し、日本家屋で多く採用されている後者は空気が通り抜けやすい構造です。これは、もともと木造建築の多い日本では白アリ対策が必要だったため。結果として、基礎断熱にくらべて断熱効果が弱く、床の熱が床下に奪われやすくなっています」  エアコンとの組み合わせで想定以上に、それも慢性的に足元が冷やされることによって代謝が低下し、体は冷え性に。そしてそれだけでなく「床付近の温度が低いと高血圧や糖尿病で通院する割合が高くなる」という国交省の調査結果もある。冷えは万病の元なのだ。  さらに立地によっては基礎の高さ自体が病に影響してくる。 「海や川沿い、埋め立て地といった湿地帯は高温多湿になりがちです。基礎を30cmほど高くして地面の湿気から床下を離して少しでも乾燥させたいですね」(上郡氏)  家の基礎は健康の礎だ。 ★ここも注意! 危険リスト □ 木造など風通しがよすぎる家 □ 床面がフローリングで床暖房ナシ □ 湿気の多い土地に家が立っている
次のページ 
リビングで足元が冷える家も危険…!?
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ