「ADさんか、なにか分かりませんが…入り口にいた男性が、女性ひとりひとりを値踏みするようにチェックし、明らかに綺麗で若い子は前の席に、そうでもない女性は後ろの席にと誘導し始めたんですよ」
こんなに分かりやすく屈辱的な事ってある?とビックリしていたら…案の定S子さんは前の席に、裕美さんは後ろの席に通されたそう。
「その時のS子さん顔、忘れられませんね。めちゃくちゃニヤニヤしながら私に手を振って一番前の席に座ると、時々私の方を振り返って吹き出すのをこらえている感じでした…」
あぁ、これがS子さんが言ってた“私の楽しみ”なんだとようやく理解した裕美さん。
「前の方の席は、テレビに映りやすいし仕方ないとは思いますが…ちょっとこんな仕打ちひど過ぎませんか?もちろん収録の間もショックでとても楽しめませんでしたね」
収録が終わりS子さんと合流し「S子さんはキレイだから一番前の席だったね」と言ってみると「そんな事関係ないし、ランダムに席に通しているだけで気のせいだよ~」とごまかされてしまったそう。
「なんだか私がブスで卑屈な考えだから、後ろの席に追いやられたと思い込んでいるという空気にされてしまって…もう何も言えなくなり、やられたな~と思いました」
翌日ランチの時に、同僚にこの事を話すと彼女も全く同じ目に遭っていたそうで、2人してため息をついたのでした。
続いては、好物の差し入れをしてくれる同僚女性のウラの面を知った女性の経験を聞きました。
濱崎祐子さん(仮名・29歳・会社員)は身長158cm、体重63kgのぽっちゃり体型です。
「痩せたい気持ちはもちろんあるのですが、私はパンが大好きで、あちこちのパン屋さんに出向いて食べ歩くのが趣味なので…なかなかダイエットを始められなくて」
しかも、そんな祐子さんの趣味を知った同僚のN美さん(28歳)が毎日のようにパンを買ってきてくれるそうで…。
「N美さんの最寄駅近くに、私の大好きなパン屋さんがあるとチラッと言ったらそれ以来、名物のオニオンチーズパンや、新作がでると買ってきてくれるようになって」
つい喜んで食べてしまう祐子さん。ですがそのおかげで、最近体重増加が止まらないそう。
「そんなある日、後輩のY子さんから飲みに誘われて…なにかあったのかな?と話を聞いてみたんですよ」