ボトムには伸びない、しっかりした素材のものを選ぼう
水着を手に入れたら、自分がもう既に持っている、街着として着ているアイテムのうちどれを合わせればいいか考えましょう。デニムのスカートでもジーンズでも、またはジーンズほどカジュアルではないボトム、例えばしっかりしたタフタのスカートでもかまいません。
ただ、できればニットやカットソーなどのジャージー素材は避けましょう。なぜなら、水着自体が伸びる素材だからです。伸びる素材に伸びる素材を合わせると、どうしてもカジュアルになりすぎるので、ボトムには伸びない、しっかりした素材のものを選ぶといいでしょう。
ボトムには伸びない、しっかりした素材のものを選ぼう
(※画像:WEARより)
また、もちろん水着をそのまま着たのでは肌の露出がすぎるので、タンクトップやキャミソールに上着を羽織るのと同じように、カーディガンやジャケットを羽織るといいでしょう。
タンクトップやキャミソールと同じように上着を羽織って
(※画像:WEARより)
次のポイントは色をしっかりと統一してくること。このルックでは、帽子を除いてはブルーと白でしっかり全体を統一させています。
色を統一させることも、スポーツウエアやカジュアルなアイテムをシックに見せるための一つの方法です。
色をしっかり統一するのがポイント
(※画像:WEARより)
最後のポイントは、合わせる小物を海で泳ぐスタイルとはほど遠いものにすることです。
例えば、ビーチといえば透明なポリ塩化ビニールのバッグやラフィアのかごバッグでしょうけれども、水着を街着として着る場合は、あえてこれらの小物は避けたほうがいいでしょう。あくまでも街着としての水着と考えて、このシャネルのルックのように、あえてシックな革小物を合わせるといいでしょう。
あえてシックな革小物を合わせて
(※画像:WEARより)
また、アクセサリーもゴージャスに。泳ぐ際には全く必要のないアクセサリーを水着に付け足すだけで、水着をあたかもごく普通のタンクトップのように扱うことができます。
水着もスポーツウエアの一種です。これからもこの例のように、今まで街着として着られなかったアイテムが、ごく普通のタウンウエアと合わせることによって街着として可能になるという提案が次々出てくるだろうと推測できます。
普通のタウンウエアと合わせ、アクセサリーで格上げすることで、街着として可能になる
(※画像:WEARより)
どんなスポーツウエアやアウトドアウエアといったカジュアルなアイテムでも、素材感を変えていくこと、シックな色を選び、コーディネート全体で使う色を統一すること、アクセサリーやジュエリーで格上げすることによって、街着として着られるようになります。
もう既に持っているスポーツウエアが街着として着られるかどうかチェックしてみて、着られそうなものは街着にしてしまいましょう。案外、多くのアイテムが普通に着られるということに気づくだろうと思います。
<文/小林直子>
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