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セレブも夢中のダブルウエストジーンズ。意味不明だけどオシャレなの?

 2013年、ミュージシャンのリアーナ(31)が英ファッションブランドRiver Island (リバーアイランド)とコラボ。「リアーナ・フォー・リバーアイランド・コレクション」の中で、ライトブルーとインディゴブルーのデニムを合わせたダブルウエストジーンズを発表していました。  ダブルウエストは、文字通りウエスト部分が二重(ダブル)で存在するボトムスのこと。そんな奇をてらったアイテムが、この秋バズる可能性が出てきました!

ダブルウエストは腰パンの進化系?

 ハイライズとローライズのジーパンを重ね着しているようなユニークなデザインは、日本でも90年代後半に男子高校生を中心に大ブームとなった“腰パン”を思い起こさせるルックス。  腰パンとは、ジーパンやチノパン、ジャージなどを、これでもかというほど低い位置まで落として履き、下着の腰回りを見せて履くストリート系ファッションのことです。  その進化系ともいえるダブルウエストジーンズなら、見せる部分が下着ではない分、下品になり過ぎず、女性でもスマートなストリートファッションが楽しめそう。
 今年のファッション界はタイダイ柄や厚底サンダルを筆頭に、空前のリバイバルブームが来ている上、ここ数年のストリートファッション人気も手伝って、ダブルウエストジーンズにも注目が集まっているのかもしれません。 『ヤフーカナダスタイル Yahoo Canada Style』の記者の目を引いたという「ダブルウエスト・アシンメトリックジーンズ」は、これまでいくつものダブルウエストボトムスを手掛けてきたウクライナ出身のデザイナー、Natasha Zinko(ナターシャ ジンコ)が手掛けたもの。
 他にも、パリ生まれのハイカジュアルブランドSandro(サンドロ)やMAISON MARGIELA(メゾン マルジェラ)、ロンドンのストリートウェアブランドARIES(アリーズ)などが、それぞれ独自のダブルウエストジーンズをリリースしています。

7万円超えの高値でもソールドアウト

『インサイダー Insider』は、昨秋すでに「レイヤードジーンズ」というくくりでこの現象を解説。
 ナターシャ ジンコからは、ロングとショート丈のパンツを合わせたダブルウエストや、内側からインディゴ、ライトブルー、ホワイトジーンズの順に腰回りを見せる「トリプルレイヤージーンズ」を、米デニムブランドのR13(アールサーティーン)からは前から見るとごく普通のジーパンなのに後ろ姿はジーンズ・オン・ジーンズの腰パンスタイルに見える変わり種を紹介していました。
(画像:R13公式サイトより)

(画像:R13公式サイトより)

 また、ストリート色の強いダブルウエストブームの中にあって、Fernandez( フィロメナ フェルナンデス)は、デニムにコットンのクロップドパンツを合わせたエレガントな着こなしも紹介。
 掲載されているジーンズは、日本円で3万代のものから10万円以上と決して安いものではありませんでしたが、今はもうソールドアウトしている商品が多いとか。ファッション弱者には腰が引けてしまうスタイルばかりですが、トレンドに敏感なインフルエンサーの間では2017年頃からブームが来ていたようです。
ナターシャ ジンコ「ダブルウエスト・アシンメトリックジーンズ」(画像:オンラインストアshopbopより)

ナターシャ ジンコ「ダブルウエスト・アシンメトリックジーンズ」(画像:オンラインストアshopbopより)

 ちなみに、前述したナターシャ ジンコの新作「ダブルウエスト・アシンメトリックジーンズ」は記事執筆時点で7万4508円(税別)。オンラインストアshopbopを通じて日本からでも購入可能ですが、ほとんどのサイズが売り切れ状態。購入可能なサイズも残りわずかになっていますから欲しい人は早めのアクションを! Sources:「Yahoo Canada Style」「Insider」 <文/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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