Fashion

女性が着ると“細見え”するメンズ服の選び方。生地に要注意

 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。昨今のファッション業界では衣服に性差をなくすジェンダーレス化が進んでいますね。女性があえてメンズ服のアイテムを着用する着こなしも流行しています。  そこで今回は、メンズ服を取り入れたオシャレなコーディネートテクニックについてご紹介いたしましょう。

なぜ、あえてメンズ服を着るのが良い?

なぜ、あえてメンズ服を着るのが良い? あえてメンズ服を着るスタイルがトレンド化したのは、その独特のシルエット。女性服は基本的にウエストシェイプ(くびれができるような女性らしいシルエット)されているトップスが多く、女性の体にフィットするように作られているものがほとんどです。  対して、男性ものの衣服は体を大きく感じさせる直線的なシルエットが基本。この直線的なシルエットはいまでこそトレンドとなっているので昨今のレディース服でも見かけますが、5年くらい前まではレディース服にメンズのようなシルエットデザインのアイテムなどほぼ見かけませんでした。  現在においても、レディース服で展開されたラージサイズのアイテムを着るよりメンズ服を取り入れたほうが、身幅がワイドで直線的なシルエットが実現できます。こうしたメンズ服を女性が着ると、いつもよりも小柄で華奢に見えるという着痩せ効果が高まるので、オシャレさんは新しいファッションの在り方として積極的にメンズ服を取り入れているのでしょう。

メンズ服を取り入れたコーデテク

メンズ服を取り入れたコーデテク メンズ服はどちらかといえば、秋冬ファッションに向いています。というのも、ダボっとしたゆる感を表現するには服地が厚めのほうが、絶妙なシルエット感を生み出せるから。夏の薄手素材のTシャツでメンズ服を取り入れた場合、アイテムの素材によってはヨレヨレ感が増してしまうのでここは注意したいところです。  メンズ服のTシャツを取り入れる場合は、ポンチ素材など割と地厚で立体感が浮き出るような素材を選んでください。またボトムは、ワイドボトムよりコンパクトなスキニーデニムやストレートジーンズを合わせるのがスタイルアップのコツ。  もっともオススメするのは、メンズ服のローゲージニットもしくは、ステンカラーコートです。ローゲージニットは、だぼっとしたシルエットがありつつも地厚な生地なのでボディラインを崩れさせることがありません。またアウターは、今秋もロング丈が人気傾向にあるので、ユニセックスなステンカラーコートもぜひお試しあれ。  ただメンズ服を合わせるだけでなく、ご自身のボディバランスにマッチしているかをチェックすることもぜひ忘れないでくださいね。 <文&イラスト/角 佑宇子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは@sumi.1105
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