16歳の愛犬が旅立った日…病と闘い続けてくれてありがとう|ペットロス Vol.28
最後のブラッシング
以前はふさふさだった黄金色の被毛は、抗ガン剤の影響もあってここ1年ほどですっかり薄くなってしまいました。リンパ腫のせいであちこちにハゲはできたし、老犬性のおできもたくさんできました。パンパースグラスのように立派だったしっぽの毛も抜け落ち、芯が透けて見えるほどみすぼらしくなりました。
どれもこれもケフィができるかぎりの力を振り絞って、それだけ長い間、私のそばにいてくれた証拠です。
「こんな体になるまで、ずっーとがんばってくれて、ありがとう。ケフィ」
相棒猫・でんすけを見送った霊園へ
心からの「ありがとう!」を
木附千晶
臨床心理士。「CAFIC(ケフィック) 子ども・おとな・家族の総合相談 池袋カウンセリングルーム」主宰。子どもの権利条約日本(CRC日本)『子どもの権利モニター』編集長。共著書に『子どもの力を伸ばす 子どもの権利条約ハンドブック』など。著書に『迷子のミーちゃん 地域猫と商店街再生のものがたり』、『いつかくるペットの死にどう向き合うか』など。
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