「#あーっお客様 困ります」”猫のお客様”たちの困らせ写真にほっこり
多くのサービス業界では「お客様は神様」が徹底されていますが、時にはお客様を神様だと思えないことも……。あまりにも横暴で身勝手な「お客様」を相手にしなければならないと、ひとりの人間として憤りを感じてしまうこともあります。
しかし、もしその横暴な「お客様」が人間ではなかったら、話は違うかもしれません。9月の上旬にTwitter上で突如トレンドワードにランクインした「#あーっお客様」のハッシュタグを見ていると、そんな想いが込み上げてきます。
話題になった「#あーっお客様」のハッシュタグにはかわいらしいキャラクターや動物のやんちゃな姿がたくさん投稿されました。中でも、多くの「いいね」を集めていたのが、マイペースな猫たちの写真。
今回は、突っ込みどころ満載な投稿を紹介! 身勝手で好奇心旺盛なお客様たちに、きっと出会いたくなるはずです。
マイペースな“お客様たち”に出会いたくなる
①「テレビのチャンネルは私がいただきますね」
10歳になるポッキーくんは、テレビのチャンネルが欲しかったよう。さりげなく、チャンネルに近づいたかと思ったら上に乗り、飼い主さんが取れないようにガード! まるで「このチャンネルは僕がいただきますね」と主張しているかのようです。 そんなポッキーくんはちょっと撫でただけでも猫パンチが飛んでくる、アグレッシブな性格。何もしていないのに、足を噛んでくることもあるのだとか。しかし、そうかと思えば、普通の猫ならば嫌がる「お腹」をなでると喉をゴロゴロ鳴らして喜ぶという、謎に包まれた一面も持ち合わせています。 日頃から、スマホやリモコンなど凹凸のある物の上にも絶対にわざと座ってくるというポッキーくんはデジタル機器を好むハイテクにゃんこなのかもしれません#あーっお客様
— たびー。@イラスト制作奮闘中 (@pochanekopokio) 2019年9月9日
わざとにも程がありますー!
嫌がらせにも程がありますー! pic.twitter.com/v4XQViW3kK
②「ニャイオンキング」の実写化まだー?
実写映画化が話題になった『ライオンキング』の虜になったのは、人間だけではなく猫も同じだったのかも……? 抱っこが大好きなオフェンスくん(当時6ヶ月)は『ライオンキング』の映画CMを見た飼い主さんが、有名なあのワンシーンを再現しているうちにこのポーズを気に入り、『ライオンキング』に興味を持ち始めたよう。『ライオンキング』ならぬ『ニャイオンキング』……。ぜひ見てみたいものです!#あーっお客様 困りますー
— オフェンスとディフェンスです (@gatobonito_ofdf) 2019年9月9日
何度いらっしゃられても
ライオンキング オーディションは
種属が違いますとご応募出来ない決まりになっておりますー pic.twitter.com/7g3DRsFwsW
③お休み処を見つけた3匹のお客様たち
黄色い悲鳴が飛び交うこと間違いなしな光景を披露してくれたのは、3匹のお客様。休息を得るために辿りついたのが、渋谷にあるハチ公の下だったよう。「かわいすぎてたまらない」という声を集めたお客様たちはハチ公と親睦を深めた後、どこへ向かったのでしょうか。#あーっお客様
— Rita_P (@Rita_p_02) 2019年9月9日
ハチ公のしたにかさばらないでください!!
可愛いすぎてたまりません! pic.twitter.com/L6GiXhu1js
④ティッシュ箱は固めのクッションです
スコティッシュフォールドの梅丸ちゃん(2歳)はティッシュを固めのクッションとして使用。器用な体勢を見ていると、「お客様、逆に寝づらくありませんか?」と思わず気にかけたくなってしまいます。 飼い主さんいわく、梅丸ちゃんが好んでいるのは実はティッシュ箱ではなく、テーブルのこの場所。いつもの眠っている場所に偶然、ティッシュがあったけれどお構いなしにクッションにしてみた…というのが、今回の光景が誕生した理由だったようです。 ちなみに梅丸ちゃんは、コロナウイルスが突然変異して発症し、体の様々な場所で炎症を起こす「猫伝染性腹膜炎(FIP)」にかかっていますが、今は病気であることを忘れてしまうほど元気なのだとか。飼い主さんは病気が悪化しないよう、長時間の外出を控えたり家に人を呼ばないようにしたりして、ストレス対策を行っています。安心できる環境の中で梅丸ちゃんが1日でも長く、猫らしくいられるよう願いたくなりますね。#あーっお客様
— 梅丸(スコ♀) (@umemaru0212) 2019年9月9日
ちょっと硬めでちょうどええわ~なクッションではございません pic.twitter.com/298u6bJDNN
⑤絶対倒せないラスボス
階段の上でラスボスのように待ち構える、真白くん(2歳)。ギラリと光る眼に見つめられると、「お客様、ちょっとそこは…」の注意を飲み込んでしまいます。実際、飼い主さんも「トイレなんだけど…」と、やんわり撤収を促したようですが、真白くんは大きな瞳で見つめつづけるだけで立ち去る気はまるでなかったのだそう。 そんな真白くんは小さな頃、口を閉じたゴミ袋の中に捨てられていた子。「今ののんびりさは、ある意味救いですね」と語る飼い主さんのもとで、マイペースな日々を過ごしています。 心をほっこりさせてくれる猫のお客様たちは、どの子も「癒し」という対価を投稿者さんに与えてくれているかのよう。こんなお客様なら、何度でも手厚くもてなしたくなってしまいますね! <文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】#あーっお客様
— しまねこん (@v94ph07rlWM6QTD) 2019年9月9日
そこにラスボスのごとくおれらるの止めて下さい‼️トイレに行きたいんですわ‼️ pic.twitter.com/RjCCqdvjQD
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291