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浮気夫に慰謝料を請求したら逆ギレ。ひるむ妻を救った弁護士の言葉

友人を巻き込んで浮気の証拠を探す夫

「よほど慰謝料を払うのが嫌だったんでしょうね。私も浮気していなかったか、証拠を掴むために私の周りを色々探り出したんです。SNSの友達とのやりとりから、独身時代の共通の友人まで巻き込んで聞き込みを初め出して。  周りから『離婚するの?』とか『春香が浮気したって聞いたけど…本当なの?』と友人からも好き放題言われて、一時は『慰謝料なんていらないから、もうやめて!』とまで思うようになりましたね。それでも弁護士が『ここでやめたら相手の思うツボですよ』と言ってくれたのでどうにか思い留まることができました……」 友人を巻き込んで浮気の証拠を探す夫 そして、ついに夫の浮気発覚から半年ほど経った頃、ようやく離婚が成立したといいます。 「夫は会社の立場上、どうしても穏便に済ませたかったようです。でも、ここまでやられて引き下がるのも悔しいので、慰謝料は向こうの親に借りて払ってもらうことに。ご両親に泣きながら謝られたときは、正直胸が痛みましたね……」

夫が貢いでいた浮気相手とは

 いま大貫さんは慰謝料で新居に引っ越し、新しい生活をスタートしています。その後、元夫はどうなったのでしょうか? 「夫は離婚後、両親からお金の返済以外一切、連絡を取ってもらえていないそうです。さらに私のことを色々探っていたことが友人の間で噂が回ってしまい、今は周りからも距離を置かれています。  そして問題の浮気相手とはどうなったかというと……どうやら相手はガールズバーの女の子だったそうで、夫が離婚して両親から借金を背負ったと分かった瞬間去っていったとか(笑)。  ちなみに夫がまったく貯金がなかったのは、後にその浮気相手に貢ぎまくっていたからだと判明しました。もし、何も知らないまま結婚生活を続けてたらと思うと……あのとき夫の浮気に気付けて本当に良かったです」  人間、追い詰められると何をしでかすか分からないとはいいますが……まさか逆ギレされるなんて夢にも思いませんよね。大貫さんが無事に離婚できて本当に良かったと思います。 ―シリーズ「離婚のいざこざ」― <文/結城> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
結城
ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。
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