台風19号から街を守った「地下神殿」=首都圏外郭放水路に行ったらスゴすぎた
見学ツアーは、予約した時間にまず龍Q館に集合。広間で首都圏外郭放水路についてめちゃくちゃわかりやすく説明してくれます。
春日部は、東は江戸川、西は荒川と、大きな河に挟まれている上に海抜が低く、市内には河がまたバンバン流れていて、非常に浸水しやすい地域なのだそうです。
そのため、川が増水した際に川の水を地下に流し込むために作られたのが、首都圏外郭放水路です。増水した水を川からくみ取り、67万立方メートルもの水を貯めることができるのだとか。それがどれくらいなのか大量すぎて想像もつきません。
日本の技術の粋を集めた壮大な施設だということがわかります。っていうか、よくこんなもの作ろうって思いついたよ! 何をどう計算したら地下にこんなものが作れるのか想像もつきません。
ガッツリ勉強したあと、実際に地下神殿に下りていきます。そこで注意事項を聞いて、10分ほど自由に写真撮影タイムです。
ところでこの龍Q館、厨二病をガンガン刺激する建物なんです。
廊下の壁には、今までここを訪れたタレントさんの写真とサインがずらり。
司令室といい地下神殿といい、怪獣・戦隊感満載の首都圏外郭放水路見学。厨二病の彼氏とのデートに、友達同士で撮影会に、ちびっ子たちの妄想力育成に最適です。
ちなみに和久井は最寄り駅の「南桜井駅」から遅刻しそうになって徒歩30分の道のりを走って向かいました。時間には余裕を持って向かいましょう。
<文・撮影/和久井香菜子>
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和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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